7時半起床。目覚ましをセットするのを忘れてしまい、寝坊した。急いで準備をする。
8時前に家を出て、東京競馬場を目指す。相変わらず南武線が混んでいる。沿線の住民がどんどん増えているので、そろそろ6両編成というのは見直したほうがいいのではないだろうか。
府中本町駅で下り、競馬場へ向かう前に、コーヒーハウス「ウェザーコック」で朝食。紅茶とトーストを頂く。トーストに4枚切りの食パンが使われているのが嬉しい。
競馬場へ向かう途中に大國魂神社という神社があり、親子連れで賑わっていた。そうか、七五三の季節か。私もいずれこういうふうに娘を連れて来るのだろう。せっかくなので私もお参りし、今日出走する馬たちの無事をお祈りした。
第1レースのパドックが終わる頃に東京競馬場に到着。馬券を買った後で、野中悠太郎騎手が出ていることに気付く。根本厩舎所属の若手騎手(藤田菜七子騎手の兄弟子にあたる)で、今年は単身アイルランドに競馬修行に行って頑張っていた。修行帰りだし、これは一発あるかもなーと思いながら、そのままレースを観る。結果は、本当に一発あった。7番人気の馬(モリノカワセミ)を1着に持ってきたのだ。しかも、これが帰国後の初勝利だったらしい。やっぱ買っときゃ良かったという後悔もあるが、それ以上に「良かった、おめでとう!」という気持ちになった。
第2レースも外れ。軸2頭の内の1頭が1着入線したのだが、もう1頭が飛んでしまった。また、先ほどの反省から今度は野中くんの馬も買ったが、世の中はそんなに甘くなかった。しかし、9番人気を6着に持ってきているのだから、良い騎乗だったと言えるのではないだろうか。
第2レースが終わった頃から晴れ間が見え始め、それに合わせたように人も増えてきた。
第3レースも外れ。パドックで見ていて、「どう考えてもこの2頭だろう、馬体が全然違うぜ!」と自信を持って馬連一点勝負に挑んだのだが、全然ダメ(3着と5着)だった。そういえば、武豊さんも「パドックを見てもどの馬が勝つかなんてわからない」と言い切ってたもんね、と自分に言い訳をする。
今日の(私の)メインは、第4レース(2歳未勝利、芝1800m)。前回の出走時(10月27日)にも応援しに来た、アルママのレースだ。パドックに姿を見せたアルママは、終始手綱を引いている厩務員さんに甘えっぱなしで、真っ直ぐ歩いていなかった。これは今日もちょっと厳しいかな、というのが正直な印象だ。一方で、ダントツの1番人気(単勝1.7倍)に推されている良血馬・ポルトラーノは、これぞ理想的な若駒という身体をしていた。鞍上のオドノヒュー騎手もかっこいい。
レースがスタート。良いスタートを切ったアルママは前目の良い位置につけ、最後の直線に入るあたりで一度抜け出しそうに見えた。その後は一度脚色が鈍り、「あぁ、ダメか…」と思ったところで再度持ち直して最後まで頑張り、何とか2着で入線。馬券は外れたが、期待していたよりもちゃんと走れたな、というのが正直な感想である。一方で、先ほどパドックで素晴らしかったポルトラーノは、8着。父親譲りの気性の悪さが爆発し、終始騎手と喧嘩しながら走っていた。あれだけ喧嘩をしてしまったら、どうしようもない。パドックではおとなしかったのだが。
1から3レースは1000円ずつ、メインの4レースは2000円と、ちょうどきっかり5000円負けたので、今日は終了。どこか1レースでも当てていればエリザベス女王杯にも手を出すところだが、損切りはきちんとしないといけない。それでなくても今週末から年末まで毎週G1レースがあるのだから、傷口を広げることは極力避けないと。
帰りは、京王線の府中競馬正門前駅から電車に乗る。当然ながらこんな早い時間に帰る人はほとんどおらず、誰も乗っていない車両に1人で乗っていると敗北感が半端ない。来週、頑張ろう。
西調布駅で下車。昨日の夜から無性にチャーハンが食べたくて、ネットで検索した結果、ここから少し歩いたところに美味しいチャーハンを出す中華料理屋さんがあるという情報を得た。しかし、いざ到着してみるとシャッターが下りている。「なぜネットで調べた時に定休日を確認しない!?」と自分を叱りながら、罰として隣の調布駅まで歩くことにする。とはいっても、距離は1.5キロほどしかないので、大した罰にはなっていないのだが。
調布駅から京王相模原線に乗って終点の橋本へ出て、横浜線に乗り換えて中山へ。再びネットで美味しそうな中華料理屋さんを見つけた。日曜日に営業していることも確認済みだ。
以前保育園見学で歩いた道を通り、目的の中華料理屋「中山飯店」に到着。中山にあるご飯屋さんだから中山飯店。なかなかどストレートなネーミングだ。最近オープンしたようなお店がこの名前だったら鼻で笑われそうだが、このお店なら大丈夫だ。
注文は、五目チャーハンと餃子。出てきたのは、「五目」と付けるにふさわしい、しっかりと具の入ったチャーハンだった。角切りのお肉もたくさん入っていて、とても美味しい。かなりお腹が空いていたことを差し引いても、かなりの美味しさだと思う。昨晩からの念願が叶った喜びと良い中華料理屋さんを見つけた喜びが重なり、ニコニコでお会計をした。
せっかく中山へ来たので、喫茶店「バウハウス」に寄る。ホットコーヒー(キリマンジャロ)とレアチーズケーキを注文。このお店の雰囲気は本当に良い。私は普段コーヒーを飲まないので細かいことはよくわからないのだが、1杯ずつ豆から挽いてくれるからだろうか、コーヒーの味もとても美味しいと思う。今日飲んだキリマンジャロは、酸味が印象的だった。前回飲んだブラジルとは全然違う味だ。当然のことなのかもしれないが、豆の種類によってこんなに味が違うのかと驚かされる。レアチーズケーキはムースのような口当たりでさっぱりしており、中華を食べた後にはちょうど良いデザートになった。
15時前に帰宅し、テレビでエリザベス女王杯(G1)を見る。予算オーバーで馬券が買えなくても、競馬は見るだけで面白いのだ。結果は、モレイラ騎手騎乗のリスグラシューが優勝。最後の直線で抜け出すスピードは1頭だけ次元が違った。これまでG1レースで2着が4回と、どうしても勝ち切れないシルバーコレクターというイメージが強かったし、この馬にとって2200mという距離は本来長いと思うのだが、今年1年で20キロ近く体重が増えたという馬体の成長はもちろん、何より鞍上のモレイラ騎手の騎乗が素晴らしかった。この人が乗ると、本当に馬が変わる。今年は1次試験で落ちてしまったが、彼が日本で通年免許を取得したら、間違いなく勝ち星を量産するだろう。日本人騎手は今以上に肩身の狭い思いをすることになるかもしれないが、だからといって門戸を閉ざすのは違うと思う。来年は、合格しますように。
ちなみに、今日の京都競馬場で行われた全12レースの内、11レースで外国人騎手が勝ったらしい。先述のモレイラ騎手が5勝、ルメール騎手とC.デムーロ騎手(ミルコ・デムーロ騎手の弟)が3勝ずつだそうだ。これはすごい。これに加えてミルコもいるし、来週からはR.ムーア騎手とW.ビュイック騎手も短期免許で乗りに来るそうなので、更にすごいことになりそうだ。今からワクワクする。一方で、そんな中で日本人騎手が一矢報いてくれるんじゃないか(そうなってくれ)という気持ちも強い。
18時過ぎからウォーキングに出掛ける。オードリーのラジオを聴きながら、1時間で6.1キロを歩いた。
夕食は、納豆ご飯とお豆腐。
明日はかなり朝が早いので、23時過ぎには就寝。