7時起床。身支度を整えてから、居間で家族と新年の挨拶を交わし、おせち料理を食べる。私はお餅が好きではないので、食べるのは年に一度、元旦だけである。その後、8時半過ぎに家を出て、母と一緒に大阪の祖母の家に向かう。東京駅から東海道新幹線に乗り、まずは京都を目指す。しかし、米原付近の雪の影響で、40分ほどの遅延が発生。正午に着くはずが、13時前になってしまった。
最新のN700系(左)と700系
岐阜羽島-米原間は徐行運転
京都駅のバス乗り場には長い行列が出来ていた。30分ほど並んで、ようやく清水寺へ向かうバスに乗る。清水坂が人で溢れていたので、行きは五条坂・茶碗坂経由で清水寺を目指す。清水寺はもちろん素晴らしいお寺だが、高所恐怖症の私にとって「清水の舞台」は少し恐い。そのため、そんなにうろちょろすることはなく、本堂をお参りし、御朱印を頂いてから(西国巡礼の16番札所なのだ)すぐに下まで降りる。
帰りは、人でごった返している清水坂を下り、四条方向へ歩く。当初は「ひさご」という親子丼屋へ行こうと思っていたのだが、あいにくお正月休みだったので、祇園で湯豆腐を食べることにする。この時すでに15時近かったため、お腹が空きすぎて写真を撮るのを忘れてしまった。また、隣のテーブルに座っていた親子の京都弁が心地良く、ようやく「京都に来たなー」と実感することが出来た。
食事を終え、河原町駅から阪急と地下鉄を乗り継いで京都駅へ戻り、そこから近鉄線で橿原神宮を目指す。近鉄線では特急に乗ったのだが、私が子どもの頃から走っている「ビスタEX」という古い車両が現役で走っていたのには驚いた。財政的な事情なのかもしれないが、今でもこういう車両に乗れることは嬉しい。京都から橿原神宮前までの1時間弱、懐かしい車両に揺られてくつろぐ。
阪急京都線大阪梅田行き準急
近鉄京都線橿原神宮前行き特急
橿原神宮に着く頃には17時を過ぎ、日も沈みかけていた。しかし、それでも参道は人で溢れ、活気に満ちている。本殿は荘厳な雰囲気を醸し出しているし、何度来ても良い神宮である。ただ、この時間になるとさすがに寒い。所々にある焚き火には人が集まり、暖かいものを扱う屋台が人気を集めていた。
橿原神宮前から近鉄線に乗り、(大阪)阿倍野橋を目指す。阿倍野で祖母と待ち合わせ、駅前のYKKでとんかつを食べる。その後、祖母の家へ。「相棒」の元旦スペシャルを見ながらゆっくりと話をし、日付が変わる頃に就寝。