スーパーボールを前にフットボールはプレーオフに入った。
日曜は私達が応援するフットボールチーム”グリーンベイ・パッカーズ”の
ゲームがあった。
第7シードのパッカーズは
第2シードのフィラデルフィア イーグルと対戦。
パッカーズは試合途中で
負傷のため退場する選手が何人か出た。
それでも
”この試合に勝つかも知れない。” と
思わせるほどイーグルに迫っていた時もあった。
あったけれど結果は22−10で負けた。
パッカーズで活躍しているランニングバックの生い立ちを
バッキーがこの日話してくれた。
選手の名前はJosh Jacob
選手が幼い頃、両親が離婚。
貧しい父親との暮らしで
兄弟4人と車の中で暮らしたり
貧しい地域に建つモーテルで
銃声を耳にしながら暮らした頃もあったらしい。
経済的には貧しい暮らしだったようだけど
父親からの愛情を強く受け育たれたようで
選手が幼い頃の暮らしをこう語っている。
父にとってそんな暮らしはどんなに困難だったことだろう。
どんなにイライラしたことだろう。
でも父はそんなイライラを私達にぶつけることはなかった。
最悪の夜、食べるものもなく翌日学校に着ていく清潔な服もない時でも
私達は一緒に笑った。
ゲームナイトやムービーナイトはなかったけれど
父は私達に歌わせ、詩を書かせた。
僕たち兄弟はドラムを打つような音を出し
自分たちが作った詩でラップを歌った。🥹