お通夜に参列する為
アイオワの家を昼前に出
バッキーはバンを
私はスバルを運転し
イリノイの家に向かった。
アイオワの家から
上り坂に下り坂、、、
くねくねしたカーブ道を走る事 約1時間
お通夜は
午後3時から6時までになっていたので
その中間の4時半頃 行く事にし
家で数時間ゆっくりし
夕方
私の運転で
その町にある葬儀場に向かった。
家のドライブウェイを出るや すぐに
スバルをパークしていた場所が
濡れている事に気づいたバッキー
”何や あれは?” と
不審そうに言うバッキーの指図で
また ドライブウェイに戻り
濡れた場所の確認をした、、。
ドライブウェイはセメントでなく
黒っぽいアスファルトなので
濡れていても
それに気づかない事は多い。
たとえ 濡れている事に気づいても
カー音痴の私の目には
それが車と関係しているとは
思えず
注意することもないだろう、、。
お通夜の後
イリノイの家に戻ってから
アイオワに帰る予定だった事もあり
まずは お通夜に行ってから
車の点検をする事にした。
葬儀場まで 車で約10分
何の異常もなくドライブ出来た事もあり
家に帰りついてから
すぐに車の点検をしなかったバッキーが
それから1時間後
私がイリノイの家を出る時
液体が漏れていないか
確認しようと
フラッシュライトを持って
外に出て来た。
それまで 何の異常もなく
ドライブ出来ていたスバルが、、、、、。
エンジンをかけ
バックしようとすると
突然
後ろに向けて移動し始める。
ブレイクを思いっきり踏むが
空気が抜けたようで
いつもと 様子が違う
その時点から
頭が真っ暗になった私は
判断力が どーーんと低下し
こんな行動を取ってしまった、、、。
ブレイクを踏んだのに
車の速度が落ちないのは
間違って
アクセルを踏んでいるからだ、、、と思い ( えっ?)
次に
足を右に移動させ (えっ?)
強くその部分を踏んだら ((((えっえっ えっ--))))
さらに加速をつけ
スバルが後ろ向きに走り出した。
”ちち 違う 今踏んでるのは
アクセルだぁーー ” と
自分のミスに気づき
空気が抜けたようなブレイクを
踏めるだけ踏んだ、、、。
かなり パニクった 私は
その時点から
悲鳴をあげるのみ、、、
このブレイクの異常が
道中、、、あの山の中の田舎道で
起こっていたら、、、と
そう想像するや 心臓パクパク
ラッキーな事に
イリノイの家で故障が 起こったので
バッキーのバンを運転し
アイオワに帰ってくる事も出来たし
アイオワの家のドライブウェイと違い
ここは急な 下り坂にもなっていない上
ドライブウェイの先に
隣人の大きな倉庫が建っているアイオワの家と違い
ドライブウェイの先は 空き地で
衝突するものも 何もない。
この幸運を
亡くなられた知人のお母さまの霊が
守ってくださったように感じた私は
車を出るや
”ありがとう ミセス P” と
叫んだ。
安全運転をしていても
何が起こるか 分からない路上で
私のようパニクってしまうドライバーは
事故を避けられないだろう と
思う体験だった。