整形外科医 であるコーラ先生との予約は
来週の月曜日だったが
今週末、友人カップルの結婚式と
野球観戦のバス旅行で
土日 人ごみに出る私は
キャストをとるのを金曜日にしてもらおうと
オフィスに連絡を入れた、、、、、ら、
"金曜日は働いていない " と言われ
今日の木曜日に変更してもらった。
そう言えば
私たちの歯科医も 毎週、金土日休み を取っている。
そういうスケジュールの専門医は多いだろう。
丸い刃がついた掃除機のような物で
ナースがキャストの何箇所かに
切り目を入れる度に
腕まで切られるのではないか と
気が気でなかった私は
怖がるそぶりを
遠慮なく見せていた。
キャストについた切れ目に
いくつかのツールを使って
ナースがそれを 取り外し
そこから出てきた腕が
まるで 他人の一部でもあるように感じられ、
痛々しさで
胸がズキンとなる。
その後、レントゲン撮影に行ったが
痛みで 言われたポジションに腕を置くのが
非常に困難であった。、、、 が、
そんな様子が理解できないかのように
私を見つめる レントゲン技師の表情に
"You're babying your arm " と
今回の事で
何度も私に言っていたバッキーを思い出す。
声を無くしてしまったというコーラ先生の部屋に
ナースと一緒に入り
仕事に戻る日程の事や
リハビリの事を
ナースを通して尋ねられる。
キャストが取れても
痛みで親指や手首を
動かす事が出来なかった私は
後、3週間の休職届を書いてもらった。
リハビリを受けるか と言う問を受けるや
それにかかる 費用の事が気になり
"どうすれば良いのか 教えてくださったら
自分でします。" と伝えた。
それを聞いたナースが
そばにあった青い容器を手に取り
布巾で内側と外側を拭く運動を
1日3度する様に と
その様をして教えてくれ、
" これは 貴方にあげますから,,," と言って
手渡してくれた。
そんな単純な事さえ
手首が痛み 思うように出来ないが、
痛みを恐れ リハビリを怠けると
回復も悪くなり
困るのは、、、自分だ。
昔、両膝の手術を受けた義母が
家でリハビリに励み
回復が早かった事を思い出した私は
義母を見習って
私も頑張らなくては、、、と思った。
そう思うや
義母の笑顔が目の前に広がり
私を励ましてくれた。
仕事から遅く帰宅したバッキーに
今日の事を話すと
"何でお前 こんな容器を持って帰って来たんや。
こんな物でも20ドルは請求されるぞ!
家にある物が使えたやろうが、、、" と
言われる。
" あ~~ そこまで 気がつかんかった " と
私が言った。