はちきんizyのアメリカ丼

料理にすると丼カップル
はちきんイジーとアメリカンいごっそうバッキーの
山あり谷ありの国際結婚ブログです。

店長から降格

2025-03-06 |  私の仕事

最近職場で驚くことがあった。

 

私がこの店で働き始めた2年前の春、

店長だった60代始めのデイブさんはパソコンが苦手なことから

新しくなっていく仕事内容についていけなくなって

フロントマネージャーの仕事を自分から希望され

それまでアシスタントマネージャーだった40代始めの人が

デイブさんの代わりに店長になり

デイブさんはカスタマーサービスで働くようになった。

 

 

 

それが昨年の夏ごろだったと思う。

 

月曜日、仕事に行くと

従業員が何やら暗い表情でヒソヒソ話していたので

 

”何かあったの?” と訊くと

 

デイブさんがフロントマネージャーから

キャッシャーに それもパートにおろされたと知った。

 

理由は仕事のミスが多い事かららしい。

 

20年以上、店長を務めていたデイブさんが

パートのキャッシャーに降格された事に

 

”あんまりだ。” と

腹を立てる人もいるようだったけど

 

デイブさんが数字に弱い事を感じていた私は

ミスが多いと言う理由が納得出来

 

”でも会社にとって必要な事ではあったんでしょうね。” と

 

まず 口から出てしまった。

 

するとパン子さんに

”フルタイムからパートタイムにされると

医療保険を失うからそれが大変なのよ。” と言われ 

はっとした。

 

 

訊くとデイブさんは今64歳と言うので

65歳になられたら

民間の保険より安い保険料で

公的高齢者医療保険のメディケアが使えるようにはなる。

 

それまで民間の医療保険に加入するしかない。

 

 

 

 

保険料金が無料の低所得者のための公的医療保険メディケイドは

あるけれど

それを申し込むにはデイブさんの昨年の年収が多過ぎる。

 

 

グーグルしたらイリノイ州では

個人の場合、

年収が2万8千ドル以下がその対象になるらしい。

 

 

以前働いていた職場に中国から移民してきた人が何人かいた。

 

一人は両親や兄弟姉妹の保証人になって

中国から家族を呼んだ。

 

彼らは英語が話せないなりに

ネイリストや調理師の仕事を持ち

家も購入して暮らしていた。

 

フルタイムの仕事を持ちながらも

パートの仕事を増やしたりと

皆よく働き感心した事だ。

 

 

ただ疑問に思った事に

彼らと同居生活をしていた70代の両親が

低所得者の医療保険を受けていた事。

 (アメリカでの生活5年後ではあった。)

 

中国で国家公務員だった両親は

中国に家も持ち、年金も貰っていたけれど

彼らの資産を報告する必要がないのか

故意に隠しているのか

保険料金が無料の低所得者医療保険を利用していた。

 

そんなんなら

40年以上アメリカで税金を収めてきたデイブさんに

無料の公的医療保険メディケイドを受けさせて欲しいと思ってしまう。