”えっ 今日はまだ金曜日なの?” と
イリノイの借家であと3泊出来ると知った私が大声で叫ぶと
”もう忘れたの?
今日ブラックフライデーのセールでゲームを買ったんじゃないか。” と二人に言われる。
確かに、、そうだった。
金曜の今日
定年後に住むのにどうかと思われる街を訪る途中
コロラドの娘と連絡を取り合いながら
手にする事が出来たんだった。
すっかりその事を忘れていたと言うより
余りにもドタバタしたせいか 1日前の事に思えてた。アハハ
イリノイの街に帰りついた頃にはすっかり日も暮れていた。
この日、町ではクリスマスWalk が催されており
メインストリートはいつもより賑やか
借家の大家さんに12月分のお家賃を支払う為
彼女の店に行く必要があった私は
クリスマスのデコレーションがされた店内も見たくなって
”私が行って来る”
そうバッキーに言って小切手が入った封筒を手にしたら
小切手1枚にしては封筒が分厚い
”何が入ってんの?” と訊くと
借家の修理をしていた時に必要だった部品の請求書が入っていると言う。
そうだった。
部品代をお家賃から差し引く事にしていたんだった。
レジの横に立っていた大家さんに封筒を手渡すと
ちょっと驚いた表情に笑みを浮かべ
早口である件の言い訳を私にし始めた。
借家の冷蔵庫の冷凍室についた取っ手が壊れており
その修繕を頼んでいた件だ。
彼女が言うには
壊れた冷蔵庫の取っ手を注文したものの
別の形のものが届いた為再オーダーしたので
あと1週間はかかりそうだ、、、と言う内容だった。
そう言われて初めて
まだ壊れたままだったんだ と気づいた私は
”お気になさらないでください
そんなに困ってませんから、、。” と言った。
実際
借家でほとんど料理をしない私は
冷凍室を開ける事もないので困っていないからだけどね。
クリスマスツリーは感謝祭を終えるや出すのが我が家
バッキーが地下に収納していたクリスマスのボックスを取り出して来た。
家を飾る と言う事に全く興味のないジェイク君を前に
出来る限り少ない物で暖炉の周りを飾った。
”暖炉の真ん中につるした小さなリースが一番いいな” とバッキー