バッキーが利用したスカイ・ダイビングのサイトに行くと
バースデースペシャルがあった。
数人の人たちも一緒にジャンプする予約を入れると
誕生日を迎える人の費用が半額又は無料になるというスペシャルだ。
一人数百ドルするので 半額でも大きいけど
それだけの人数を集めるのは難しい。
「あら ご主人はされないんですか?」
と 受付の人に訊かれたバッキーは
「肩の手術を受けたばかりなんで」
と 肩を撫でながらそれを理由にしていたけど
バッキーはスカイ・ダイビングには興味を持っていないようだから
将来
バッキーとスカイ・ダイビングを楽しむ事はなさそうだ。
夫婦で一緒に楽しめたら 特にシニア夫婦にとって
良い体験になるように思うけど 残念!
家に帰る道、
スカイ・ダイビングの余韻が残っている私はちょっとハイな気分だった。
バッキーにこの体験を話す時も、高揚した気分を抑えられなかった。
私の話を喜んで聞いていたバッキーが
ふっと 寂しそうな表情になったのを見た私は
スカイ・ダイビングの話はこれ以上しないほうが良いと思い黙った。
私の浮かれた顔がバッキーに見えないように
窓の外に顔を向け、
気分がでかくなった自分にニタニタと一人で酔った。笑
スカイ・ダイビングをする時は
一人でなく親しい人としよう って
思ったのも その時だ。
「いつか孫娘を連れて来たいんですが
何歳からスカイ・ダイビングは出来ますか?」と
インストラクターに尋ねると18歳との事
けいちゃんが18歳になるまで後 数年だ。
ぽちっとね