乳房再建をした彼女

野菜や果物を売っているデパートメントの

マネージャーをしているグレンダさんの姿を

　久しぶりに　職場で見た私が


”I haven't seen you for a whille,

　　　were　you on vacation ？”　


　（しばらく見なかったけど　休暇だったの？）

　　　　と　声をかけると


”手術だったのよ、、。もうこれで　最後だと思うけど、、、”　　と言って

これまでの手術の話をしてくださった。



去年　乳がんの手術を受けた　グレンダさんは

　　今年　乳房再建を　

何度かに分けて　行なわれていたようだ。


私は　再建には　シリコンを使うのだろう　と　想像していたけど

　なんと　グレンダさんの　腹部の筋肉や皮膚　脂肪　をとって


　片方と同じ形のものを作り

乳首の周りの部分は刺青でつくり　

　先は　片方の乳首から一部切り取り　移植された　と言う。


”イジー　写真が携帯にあるから　見せてあげる”


　と　云ったグレンダさんの術後の胸部は


左右のバランスも取れた形で　

　　　それは　見事に　仕上がっていた。


刺青でつくられた乳首は　

　　術後間もない事もあり　　色が濃く　黒っぽかったけど

　　それも　日が経つにつれ　薄くなっていくらしい。


しかし刺青が　こういう働きをするとは　思いもしなかった。





”再建にも　医療保険は　使えるの？”　　と　聞くと

YES!　　という返事


”ただ　免責額が５０００ドルだから

　その支払いはあるけど、、、ね”　　と


　これからの医療費の支払いに　

　　　頭を悩ますように　グレンダさんが云った。




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