「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

常備消防と消防団

2004-12-05 16:51:10 | ファイヤー
本日は非番。例年は北風でも吹いて、小雪でも舞い散る季節であるが、昨夜から雨、気温も高く当地区においても大雨注意報が出るといったなんとも季節感が少しずれた師走の一日である。さらに風も強く、先週に強風被害が出たばかりというのに、今回の強風もなにかしら市民生活に悪戯をしなければよい・・と思う日でもあります。

さて、私は常備消防、すなわち消防署員であるが、消防署員と消防団の区分けがメディアにはわからないのではないのか、いつも何かしらの災害ニュースを観た時感じている。
特に新聞よりもテレビに多いとも感じられる。

とある災害ドキュメンタリー番組で○○消防署、第一分団部長とともに氏名のテロップ、これからして無知な報道機関を露にしている。本来は○○市消防団、第一分団○○部長である。災害関係の番組を組んで災害を検証、防災関連を強くアピールするものなら少しは組織体制くらい把握して放送してもいいのではないのか・・・。消防機関による組織関連のアピール不足も認めるが、メディアで間違いのまま放送されては、これらを知らない一般の方々はそれを鵜呑みにしてしまう。

消防団も消防署も同じ使命を帯びてはいる、そのとおりである。が消防団とは市町村の管轄下にて災害活動を行ういわばボランティア団体というべき組織である。無論、ただのボランティアではない、それなりの報酬が支給はされるが、微々たるものである。団員の方々は生業を持ち、サラリーマンだったり、農業だったり、自営業だったり、公務員だったり・・有事の際に駆けつけて活動する義勇的意味合いがある。
消防署員は地方公務員、いわば消防のプロである。災害現場で共に活動する消防団員とは、装備も訓練そのものも違う、これらを同じに見られ批判でもされたらたまったものではない、特に消防団に関しての批判は少し可哀想でもある。

今回言いたかったのは、せめて報道機関が防災関連の番組を組むならば消防の初歩的な組織くらいは知っていてほしい、ただそれだけです。
コメント (2)
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