本日は非番、またまた近所で葬儀があって参列。
さて、今日の話題。関東方面を中心に展開中の物品量販店が放火され、責任感ある若手従業員3名の焼死、さらに近隣でも放火が相次ぐといった痛ましく、物騒な師走となっている。まずは犠牲になられた方々に対しご冥福をお祈りいたします。
十年も前からよく見聞きする内容であるが、現在もなお毎日のように職場に情報がもたらされる消火器関連の点検事例、なんで・・というのがいつもの感想である。
少し説明しますと、事業所(ここでは会社とします)はある面積以上となりますと消防法、或いは条例で消防用設備の設置が義務付けられております。その中でも消火器はまず以って設置しなければならない設備ですが、これはただ設置していれば良いというものではなく、法的に例えば年一回以上は機能、外観・・等の点検をしなければならないのです。無論、所轄の消防署にこの時の点検結果を書面にて報告する義務もございます。(業態によって年一回だったり3年に一回だったり)
この定期点検を狙って悪質な設備業者が出現、突然会社を訪れ消火器の点検に来ましたと声掛けすると、すぐに消火器の点検をはじめる。会社側はいつもの点検だなっ、とか勝手に見ていって・・という具合。ところが点検が終わって請求書をみてびっくり、法外な点検料が書き込まれている。それで慌てて地元の消防署や警察署に駆け込むといった内容です。以前は、脅しみたいな感じで料金支払いを促していたが、最近はきちんとしたというより明細を記述した請求書を発行し、堂々と会社名、氏名を記載して請求するといった大胆さ、料金はあってないようなものかもしれないけど、その設備会社で決めている料金であるので、ある意味では仕方ない・・。
騙されたとか、悪質なことはこのうえないものではあるが、被害者側といいますか、こちらにも大部分は非があるように思える。まずは消火器をはじめ消防用設備は一定の業者と随意契約を結んで同時期に点検がされているはず、いつもの業者と違うな・・なんて感じながらも点検させる、さらに消防というものに無関心、無関係な態度でもあり、何処に消火器が設置されているのか、点検時期はいつか、どの会社にお願いしているのか、このくらいはせめて施設管理に携わる担当、防火管理者、会社での管理的立場の人間、事務所の人間は気をくばるべきでもある。
このようなことで悪質な業者をシャットできるのである。いつもと違う人達がやってきた。時期も違う、その時はすぐ契約している業者に確認するとか、契約していない場合は点検時期をよく見極めて地元或いは信頼のおける方から紹介していただく、これらの対応でも被害に遭わずに済む。
無論、消防当局も手をこまねいているわけではないが、やはりそこは自衛である。情報の提供はかなりしているのに、受け取る側では真剣に考えていないのが現状かもしれない。
たかが消火器、しかし大火でも最初は小さな火である、この段階で効力を発揮するのが初期消火、消火器が頼もしい存在でもあるのですから・・・。
さて、今日の話題。関東方面を中心に展開中の物品量販店が放火され、責任感ある若手従業員3名の焼死、さらに近隣でも放火が相次ぐといった痛ましく、物騒な師走となっている。まずは犠牲になられた方々に対しご冥福をお祈りいたします。
十年も前からよく見聞きする内容であるが、現在もなお毎日のように職場に情報がもたらされる消火器関連の点検事例、なんで・・というのがいつもの感想である。
少し説明しますと、事業所(ここでは会社とします)はある面積以上となりますと消防法、或いは条例で消防用設備の設置が義務付けられております。その中でも消火器はまず以って設置しなければならない設備ですが、これはただ設置していれば良いというものではなく、法的に例えば年一回以上は機能、外観・・等の点検をしなければならないのです。無論、所轄の消防署にこの時の点検結果を書面にて報告する義務もございます。(業態によって年一回だったり3年に一回だったり)
この定期点検を狙って悪質な設備業者が出現、突然会社を訪れ消火器の点検に来ましたと声掛けすると、すぐに消火器の点検をはじめる。会社側はいつもの点検だなっ、とか勝手に見ていって・・という具合。ところが点検が終わって請求書をみてびっくり、法外な点検料が書き込まれている。それで慌てて地元の消防署や警察署に駆け込むといった内容です。以前は、脅しみたいな感じで料金支払いを促していたが、最近はきちんとしたというより明細を記述した請求書を発行し、堂々と会社名、氏名を記載して請求するといった大胆さ、料金はあってないようなものかもしれないけど、その設備会社で決めている料金であるので、ある意味では仕方ない・・。
騙されたとか、悪質なことはこのうえないものではあるが、被害者側といいますか、こちらにも大部分は非があるように思える。まずは消火器をはじめ消防用設備は一定の業者と随意契約を結んで同時期に点検がされているはず、いつもの業者と違うな・・なんて感じながらも点検させる、さらに消防というものに無関心、無関係な態度でもあり、何処に消火器が設置されているのか、点検時期はいつか、どの会社にお願いしているのか、このくらいはせめて施設管理に携わる担当、防火管理者、会社での管理的立場の人間、事務所の人間は気をくばるべきでもある。
このようなことで悪質な業者をシャットできるのである。いつもと違う人達がやってきた。時期も違う、その時はすぐ契約している業者に確認するとか、契約していない場合は点検時期をよく見極めて地元或いは信頼のおける方から紹介していただく、これらの対応でも被害に遭わずに済む。
無論、消防当局も手をこまねいているわけではないが、やはりそこは自衛である。情報の提供はかなりしているのに、受け取る側では真剣に考えていないのが現状かもしれない。
たかが消火器、しかし大火でも最初は小さな火である、この段階で効力を発揮するのが初期消火、消火器が頼もしい存在でもあるのですから・・・。