旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

心落ちつく和の庭園と和モダンの建物~俣野別邸庭園 in 横浜市

2019年04月30日 15時25分00秒 | 横濱WALK

今日はまた雨の一日になりました
10連休が始まっていますが晴れた日が続きませんね。

平成最後の投稿は、昨日、長女と出かけた横浜市にある「俣野別邸庭園」について。
「俣野別邸庭園」は横浜市と藤沢市の市境付近の戸塚区東俣野町に位置し、河岸段丘を利用した、高低差のある地形が特徴的な風致公園です。(リーフレットより)
5月6日まで「つつじ祭り」開催中と知り、ツツジの花を目当てに出向きました。

駐車場側の北入口から入り、まずは庭園内を散策
その広いこと 5.8ヘクタールぐらいあるようです。
河岸段丘なので、アップダウンが多いのですが、歩きながら色々な発見があって面白いです。

朱色のツツジが満開に。
この先の道を行くと何があるのかな~とワクワクさせてくれます。

ツツジの木を裏側から見ると、枝の伸び様に歴史を感じます。

庭園内は一寸した林で、下草には多くの山野草が咲いています。
エビネとか

アマドコロかな

シャガとか

見上げるとまだ藤が咲いていたり

林の中で一年草の花畑を見つけたり

目の前で(見えないけど)囀るウグイスの声を聞きながら歩を進めるとタイワンリス
無心で何かを食べているようでした。


最近作られたのかなシャクナゲ苑では見頃の花も

お目当てのツツジはアチコチで見かけました

特に芝生広場のツツジが満開で見ごたえがあります。

牡丹との共演もみられます。


芝生広場の一角で不思議な木の実を発見
芭蕉でしょうか
初めて実を見ました。

園内をグルグル回って正門へ
正門の石は「鎌倉石」だそうです。

入って左手には待合所のようなスペースがありました。

付近ではミヤコワスレが。

庭園は和の花木や山野草の宝庫のようです。
雑草も多々生えていますが、里山の仲間のように感じたのか、それほど気にならなかったのが不思議。
ブラブラと一時間以上散策して、いざ建物内へ

建築家佐藤孝三の設計施工により、昭和14年に建てられた和洋折衷住宅です。
平成16年に国の重要文化財に指定されましたが、その後既存の建物の主要部分焼失により指定解除。(リーフレットより)
その後は横浜市が復元したそうで、復元率90%以上だそうです。

建物を利用してカフェが開業されています。


入口から順路に沿って二階へ
お天気の良い日は富士山が見える部屋は展示室になっています。
「旧モーガン邸」についての展示がありました。

室内の照明などは当時特注で作られたもので、どれも意匠が凝らされていて面白い
火災時は丁度改装工事中で、こうした備品のほとんどは取り外され保管されていたので焼失を免れたそうです。

焼失を免れた書庫は当時のまま。

サンルームやタイル張りの部屋など、庭を眺めるための部屋があり、その価値観に感心しました。

広縁から眺める芝庭。
邸宅内アチコチに休憩のための椅子が置いてあるのですが、それがすべてYチェアーなの
どれだけ太っ腹なんだ横浜市。

芝庭では自動芝刈り機「俣三郎」が活躍中
ハウスもあります。


昔は居間だった部屋で、庭を眺めながらランチを頂きました。
オムハヤシ
こうしたカフェがあると、園内の散策も楽しみが増えますね。
歩き疲れた時や天気が悪くなった時など、ちょっと屋根の下で休めるのは有難いです。


思っていたより自宅から近かったので、次回は紫陽花の頃に行こうかな。
ウグイスの鳴き声をシャワーのように浴びることができるのは鎌倉ぐらい、と思っていましたが、ここでも
動画ならその雰囲気を伝えられたのにな~と気が付いたのは帰宅後でした。

お近くの方は是非足をお運びください。
喧騒を離れて森林浴ができますよ

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