昨日、北海道の実家より戻りました。今年は北海道も暖かく、例年よりも随分早く桜が咲いていました。
お蔭で沢山の自然の山野草も見ることが出来、本当に幸せな旅となりました。
「今さら山の花なんか見たくない」と渋る母を連れて、まずは水芭蕉の咲く増毛町へ。
暑寒別岳の登山口目指して車を走らせると、期待していた通り、道路脇の小川の中に水芭蕉を発見
自然の水芭蕉を近くで見るのは初めてだったので、なんだか感動。不思議な形の花ですが、白い花びら!?が綺麗です。
水芭蕉と一緒にエゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)通称ヤチブキも沢山生えていました。鮮やかな黄色い花は大きめで、可愛いです。
山菜としても優秀で、茎は色々お料理に使えます。沢山摘んで、家に帰って油で炒めてキムチ味にして食べました。癖が無く、美味しいです
暑寒岳から流れてくる水は清らかで澄んでいることで地元では有名。その流れに沿うように、これらの花が咲いていました。この辺りは20~30mぐらいの長さかな。まだ土手には雪も残っていました。
もっと山奥に行けば、もっと咲いているのかもしれないのですが、この後は砂利道が続くので、砂利道の運転に不慣れな私は、ここで引き返しましたが、憧れていた風景を間近で見ることが出来て満足です。
増毛町といえば「リンゴ園」が有名ですが、リンゴの木の下に沢山のエゾエンゴサクが咲いていました。青い群生が見事です。
子どもの頃から身近にあった花で、名もない雑草だとばかり思っていましたが、北海道を代表する花の一つなのですね
私の子ども時代は「ミツ」と呼んでいましたが、母の時代は別の名前で呼ばれていたようです。それぐらいポピュラーだったのでしょう。花を摘んで袋の部分を吸うと、ほんのり甘い味がします。
まだ沢山雪の残っている暑寒別岳を背景に、このサクランボの白い花と、青いエゾエンゴサクとを眺めているととても清々しい気持ちになります。空気がひんやりとして澄んでいるからでしょう。
リンゴの花だとばかり思っていましたが、これはサクランボのようです。
道端にニリンソウの群生を見つけました白い小さな花が可愛いですね
母は演歌を思い出しながら葉を摘んでいます。これも山菜として食べられます。さっと茹でてお浸しにして食べました
癖が無く食感は水菜みたい。
初めは面倒くさがっていた母でしたが、山菜には目が無く、花を眺めるより狩りに忙しくなり、それが本当に楽しかった様です。途中コゴミも採れて、これも油で炒めて醤油味でいただきました
初めての春の北海道の山野草探しでしたが、目でも口でも満足できるドライヴになりました。それにしても食べられる野草って多いのですね。
明日は、私の地元も地元、お膝もとの草花を紹介します。