旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

多肉植物の寄せ植えコンテナ

2011年06月12日 09時42分55秒 | 旧庭(~2014March)

昨日はフローリングの床がべたつくような湿度でしたが、今朝は雨も上がって少しスッキリしています。

昨秋に作った多肉植物のコンテナ。
冬中、軒下管理で過ごし、暖かくなって少しずつ茂ってきました。
多肉植物は寒さに弱いものが多いと思っていましたが、ハートカズラ以外は越冬したので、我が家でも育てられるのだと一安心

右中ほどで一番目立っているのは「ベンケイソウ」。ピンク色の花がさきます。
右上と左下の名前はわかりませんが、左中の銅葉は「六条万年草(セダム属)」。
十文字(クラッスラ属)」も入っているのですが他に押されて生育がいまひとつ。

シルバーの花のような形の多肉がとても気に入っております。
左上は「スプレンダー(エケベリア属)」。生育は遅めのようです。

 

右下は「霜の朝(エキベリア属)」。なんとなく蕾がついているような

 

コンテナの真ん中に「ブルーバード(クラッスラ属)」を植えているのですが、一株だけ飛び出してきたので低く剪定し葉を挿し木したら根付きました。
この先どの様に仕立てるかアイディアが無いので、このまま様子見です。
この「多肉植物」のラベルの裏に育て方が書いてあるのですが、「春と秋は一週間に一回、夏と冬は月に一回、上から水を与えましょう」と書かれているのですが・・・良いのかな?

 

多肉植物の仲間はたくさん合って、マンネングサもそうですね。「セダム属」。
只今庭で満開です
雑草とみなしていた時期もあったのですが、半日陰でも丈夫に育つ優秀なグランドカバープランツとして、今は大活躍してもらっています。

 

花も黄色で可愛らしい・・・よく見ると面白い


我が家の玄関先には、宅配便の方々始め様々な方が訪れますが、多肉のコンテナにいち早く気づいて「可愛い~」と言ってくれたのはヤクルトレディさん。
ダスキンさんは薔薇のアーチ。新聞の集金員さんはチューリップ。
皆さん、それぞれ花の好みが違います。
当然といえば当然ですけど、面白いわ

 


初夏の額縁ハンギング

2011年06月11日 08時50分08秒 | 旧庭(~2014March)

大雨洪水警報が出るほどの豪雨となっています。
今日の予報にあわせて月曜日からコツコツ庭仕事をしてきて一段落 。
雨の庭を眺める余裕ができました

額縁ハンギング内の銅葉のリシマキア「ミッドナイトサン」が黄色い花を咲かせました。
小さな星型の花が一房に3~4個ついています。
匍匐性なのでハンギングだと垂れ下がり、平地だとグランドカバーになるようです。
暖かくなってから、葉が茶色っぽくなってしまい、ちょっとイメージが変わりました。


額縁内もバーベナや撫子など明るい色の花が一段落し、白撫子やミニバラのグリーンアイスが咲き、ヘリクリサムも茂って、すっかり落ち着いた印象に。

一昨日のアーチ越しに見た額縁ハンギング周り。涼しげでしょ
球根花が咲き誇っていた4月とも、華やかに彩られた5月とも、全く違った印象になりました。

ポーチの上からボーダーガーデンを望むと、なんちゃってホワイトガーデン

 

地植え&鉢植えのギボウシや、ハーブの緑のグラデーションが、雨の季節をさわやかにみせてくれています。

季節を感じて四季折々変化する・・・私の理想の庭の大事なエッセンスの一つです。

 

 


白と黄緑の花と葉と

2011年06月10日 10時27分21秒 | 旧庭(~2014March)

湿度が高く、晴れたり曇ったりの一日になるようです。

昨年秋から育て始めたフランネルフラワー(学名 Actinotus helianthi アクチノータス属 ヘリアンティ種が満開になりました。
寒さに弱いのか、以前冬に枯らした経験があったので心配していましたが、晩秋、一回り大きな鉢に植え替え乾燥気味に管理したのが良かったのか、軒下で越冬し、大株になりました

フワフワした触感とモスグリーンの葉が特徴で、花期が案外長いです。
雨に当たるとシュンと俯いてしまうので、梅雨の時期なら軒下などの方が楽しめるかもしれません。

真っ白く見える花ですが良く見ると、花びらの先端に葉と同じモスグリーンがチラリと入っています。
なんでこのような花びらになったのでしょうね。
一層可愛いです
小さな灰色の虫がたかる時もありますが、花をゆすると飛んでいってしまうのであまり気せず楽しめます。

 

気まぐれ「白万重」も咲いてきました。
毎度育ちように驚かされるテッセンの血を引くクレマチス。
春に突然出た芽から10個以上の花を付けました

薄い黄緑色の八重の花が特徴で、清楚な華やかさがあって好きですね~
そのうち外側の花びらが取れて、和菓子チックになるのです。断じて饅頭ではありません

 

昨年から色々作ってきた一年草中心の寄せ植えやハンギングですが、花が終わったので解体し、残った宿根草を集めて寄せ植えを作りました。
どの植物も当ブログで目にされていると思います。
緑中心の寄せ植えですが来春にはちょっと違った姿になるかも。
鬱陶しい梅雨時期や猛暑の真夏は緑深き寄せ植えが涼しげで良いのではないかしら。


黄緑といえば、先日夫が、趣味の梅干作りのため友人宅から頂いてきた青梅
今、軒先で最高に良い香りを放っています

 

週末には塩漬けになっちゃうから、今日は目一杯甘い梅の実の香を吸い込んでおかなくちゃ

 

 

 


晴れの日はハマナス!

2011年06月09日 09時53分22秒 | 旧庭(~2014March)

ドンヨリした梅雨空の朝でしたが、やっと晴れてきました!

今年は開花が遅かったハマナス
5月下旬から咲き始め、花後は実をつけながら次々咲き続けます。
何より香りが良く強健種で、様々なトラブルに見舞われながらも毎年咲いています。

今年は3年ぶりに白ハマナスも咲きました。
なぜか根喰い幼虫に集られてしまうみたいで、昨年も株元で発見しましたが、何とか持ちこたえ今に至りました。
純白の白花が大好き。香りも良いです

今まで調子の良かったハマナスの交配種のハンザですが、鉢替えしたにもかかわらず、花が2輪しか付きませんでした。
新芽やシュートは伸びているので、エネルギーをそちらに持っていかれたのかな。
此方は一期咲きなので、花は来年までお預け。

そして早々に実をつけています。

 

先日の「ルドゥーテ展」では様々な植物の絵を見ましたが、一番気になった花の絵葉書を買って来て、冷蔵庫に貼っています。
カムチャッカ」。
葉も花も実も、どうみてもルゴサ(ハマナス)系だと思います。
色は濃い目のよう。
かなりソソラレテおります

 

八重の白ハマナス「ブラン・ドゥーブル・ドゥ・クーベル」は昨年枯らしてしまいました
実生は今年も咲かずじまい。
強いと思っても、ポッキリ逝く時もあるので、いつも気にしてあげないと

来週末には帰省するのですが、今年はハマナスの花に会えるかしら。

 


雨の日は紫陽花

2011年06月08日 09時50分07秒 | 旧庭(~2014March)

今朝は雨になりました。空気も少しヒンヤリ。

庭も季節が移って紫陽花が色付き始めました。
今年は色付きの遅い紅額紫陽花。
ほんのり紅を差した花びらが初々しいけれど、なんだか今年はこのまま終わりそうな気もして不安

窓際のピンク色の紫陽花はいつもの様に綺麗に色付き始めました。
たくさん花も付いているので雨の季節を明るい気持ちにしてくれそう

早めに咲き始めた山紫陽花は、中心の本当の花も咲き始め、そろそろ終わりかしらね。

家裏に挿し木した白いエンドレスサマーが、とても元気に咲いています。
昨秋に鉢あげした株は花を付けなかったので、切り戻して庭奥へ移植したけど秋に咲くかしら。
四季咲きなはずなのに、我が家では繰り返し咲いたためしがない
エンドレスサマーを秋にも咲かせる方法を知りたいです。

ボリュームのある花なので3本でも十分見ごたえある狭い玄関内。

 

紫陽花は水揚げが悪いので、しっかり水切りするか、早朝に切ると良いらしいです。

 

 


花菜スクールとバラの轍

2011年06月07日 11時02分58秒 | ガーデニングセミナー

今日は曇りの一日となりそうです。紫外線も少なくてホッとします。

5日の日曜日は長女と「花菜ガーデン」で行われた「花菜スクール」でNHK「趣味の園芸」でもおなじみの玉崎弘志先生の「宿根草ガーデニング」講座に参加しました。

先生考案の植栽枡を使って宿根草の寄せ植え作り。
底のない木製の植栽枡(防腐剤入りペイント塗装)にあわせて人工芝をカットし枡底に設置し、その上に目の細かい網を敷き土を入れます。
排水性抜群ですし、この枡は積み重ねられるのですよ



実際は持ち帰る事を考えてビニール袋に土を入れ、苗はポットのままレイアウトして終わったのですが、配置や植物の開花サイクルなど考えて、植え込むようアドバイスがありました。
これから迎える夏らしい明るいイメージに仕上げたつもり

講義からは、「目線を高くもっていけるように植栽すると、空間に広がりを感じさせる事ができる」などなど、ガーデニングに関するヒントもゲット。
和気藹々の楽しい講座でした。

              

この日は出先から直接講座へ向かうという事もあって、いつものデジ一を持っていかなかった事が悔やまれるほど、まだ初夏の草花が美しく咲いていました

三尺バーベナがお行儀良く、空に向かって伸びています。

斑入りの葉を持つ薔薇を発見
ヘルシューレン」という四季咲きの現代バラ(HT)。庭で面白い風景が作れそう。


遅咲きのクレマチスともお似合いで咲いていました。

花菜ガーデンの「バラの轍」はバラと組み合わせる植物がとても興味深いです。
ジギタリスやヒューケラが入るとよりカラフルですね。

バラのウェーブでは、あちこちシュートが出て多少波高くなっておりましたが、最後の見頃のようでした。
間に合って良かった

 

淡いレモンイエローのイングリッシュローズと水色のクレマチスのコンビには胸キュン

立ち性のクレマチスとディアボロやフランネル草、スモークツリーなどを修景用のバラと合わせたコーナーも満開

クレマチスのコレクション「かざぐるま迷図」では、遅咲きのクレマチスともども下草のタピアンが満開となり、今が一番の見頃でしょう。
春は寂しかったから、なんだかとても嬉しい

面白いクレマチス発見
蕾は紫で咲くと赤紫の「プルプレア・プレナ・エレガンス(ウィティケラ系)」。
なんだか気まぐれそうな予感がするものの、素敵

 

 

オールドローズのコーナーもまだたくさん咲いていて、6月初旬でも十分楽しめるバラとクレマチスの苑のような花菜ガーデンでした。

 


緑を愛でに美術館へ

2011年06月06日 13時39分20秒 | お出かけ先の庭と花

今回の東京一泊旅行で、もう一つ美術館を訪れたいと思い、色々検索した結果、南青山の根津美術館へ行くことにしました。

改修工事以前と今では、どんな風にお庭等が変わったのか知りたかったし、先日旅したハウステンボスで有田焼や柿右衛門の陶磁器など見てきたので、企画展にも興味を持ったから。
伊万里・柿右衛門・鍋島 肥前磁器の華」では、1600年代前半から1700年代前半までの肥前磁器が時系列で展示されていて、磁器の発展の歴史を垣間見る事ができたように思います。
小学校の教科書に載っていた初代柿右衛門の苦労話を思い出し、苦労のかいあっての赤い色だと思うと、情熱の色のような気もしました。


お庭の様子は大きくは変わっていなかったのですが、庭園へ直接向かう道をつけたり、茶室に少し手を入れたりされたそうです。
庭側から竹越に見える美術館。
竹の葉がサワサワ揺れておりました。

土曜とあってか、各茶室ではお茶会が催されていて、庭で和服の方々とすれ違いました。
待合の踏み石に写る葉陰は、何とも風情があります。


カフェへ向かう小道は新しく作られたもの。

MEZUCAFEのテラスの木漏れ日も、初夏の暑さを和らげる演出の一つかも。

この庭園は昔ながらの地形を生かした西洋風にいえばサンクン(沈床)ガーデン。アップダウンが結構あるのですよ
一回りしてきたら、案外疲れていたので、ここで休憩。
名物のミートパイを頂きました

 

残念ながら燕子花(かきつばた)や藤は終わっていましたが、楓の緑葉のざわつきや、小川の水音など感じる、都会とは思えない自然豊かな和空間
紅葉の時期も、さぞ素晴らしいでしょうね。
日本の四季を感じつつ芸術にふれられる美術館。たまには訪れたいものです。

今回は家の都合で十分時間が取れなかったのですが、こうして美術館だけを目的に旅をするのも素敵かも。
今冬不祝儀で帰省した際、帰路の飛行機でお隣に座った女性の方は、二泊三日で美術館巡りをするのが目的だと話していました。

首都圏にはたくさん美術館があるので、時間とお金が許せば、あちこち出かけて自分の糧に出来たら良いな~、と思います。

 


美術館に花を観に~ルドゥーテ「美花選」展

2011年06月06日 09時42分28秒 | お出かけ先の庭と花

夜半の雨もスッキリと上がりました。爽やかな月曜日。

週末はイベント目白押しで、忙しく過ごしました。
金曜日はよく拝見している吉谷桂子さんのブログでとてもお勧めされていた「ルドゥーテ『美花選』展」へ行きました。
前売り券を買っていなかったので、花のモチーフの何かしらを身につけていくと当日でもチョッピリ(100円)お得になる「ドレスコード割引」を利用。
私は花のイヤリングを付けていきました


ルドゥーテはご存知の方も多いと思いますが、精密な植物画を描き、当時の花図鑑をも作った画家です。
「点刻彫版法」という点描画のような手法で彫られた版画(手彩色補助)は、植物の質感を本物以上に伝えている
例えば桃の実の表面のケバケバした感じなど、とてもリアルで驚きました。
今ではお目にかかれないであろう薔薇や植物の絵もあり、どの作品も図鑑としても芸術としても素晴らしく美しく、つい見入ってしまい時間がたつのを忘れるぐらい。

Bunnkamuraでは、この展覧会とコラボレーションイベントの一つとして、ガーデンデザイナーのマークチャップマンさんとガーデニング業界企業の協力で、中庭に「ルドゥーテの世界」をイメージしたガーデンが設えてありました。

メインの植栽枡には紫陽花、百合、アイリス、ギボウシ、そしてバラなどルドゥーテの絵の中に登場する草花が植えられていました。

        

同じくコラボレーションの「展覧会オリジナルケーキ(バラのシャルロット)セット」で、花々を眺めながらしばし一服

五感を満たしてくれるこの展覧会は、植物を描く方にも花を愛する方にも、美しいものに出会いたい方にもお勧めです

 

 

                 

この日は北海道から友人が上京してきたので、一緒に都内に一泊。
再会を祝してホテルのラウンジで乾杯

その後、ユニークなデザインの睡蓮鉢のあるレストランで夕食
お出かけ先で、こうしたアイディアのあるデザイン性の高いガーデングッズを見るとワクワクします

夜中までレディス・トークして・・・お互い寝不足になったみたい

翌日は二人で根津美術館へ。

 


花の空き地通信 5月6月合併号

2011年06月03日 08時42分39秒 | 花の空き地

ご無沙汰していた花の空き地ですが、春から色々さいていたのですよ~。
私が写真を撮りそこなっていて、残念なことをしました。

5月10日にはすでにジャーマンアイリス(左上)とスズラン(左下)は終わりかけていましたが、山芍薬(右上)が初めて咲きました。
風が強くて花がぼけてしまって残念なのですが、とても綺麗にピンク色の花を咲かせました。
他にシランも咲いてましたし、謎の実(右下)が生っていました。

 

先日空き地の写真を撮りに行くと、謎の実が赤く色付いていました。
摘んで食べると甘酸っぱい。
昨年見つけた赤い実の木とは違う場所に生えているのです。何の実でしょう

今は大きく枝を伸ばしたウツギが満開で見ごたえが出てきました。

モモバナヒメツキミソウも良く咲いていて



シャスターデージーと淡い可愛らしいコンビとなって塀沿いを彩っています。

 

色々な葉影でオギザリスも元気一杯。

 

フランネル草は、今年は白が多いでしょうか。

 

濃いローズピンクも健在です

 

そして、これから暫く空き地のグラウンドカバーとして大活躍するエリゲロンも、ワシワシ茂ってきました

 

これから季節が移り初夏の草花も見られるようになり、空き地がいよいよ賑やかになります。
相変わらず自然一杯に育っている花の空き地。これからも、どうぞ宜しく

 





胡蝶の舞の色変わり!?

2011年06月02日 10時07分12秒 | 旧庭(~2014March)

一日雨になるようです。6月になってしまいましたし、梅雨ですし。

山紫陽花系の「胡蝶の舞」が今年は良く咲きました。
本来の色はもう少し白っぽいのですが、我が家ではピンク色に傾いてしまい、ちょっと残念。
葉が茶色っぽくなるのは水遣りのせいなのでしょうか
山紫陽花の鉢植えって、こうなる事が多いみたい。
株元にクローバーを植えてみたのは、花が無くても楽しめるかな~と思って。

今年は不思議な事にブルー系も出てきました。
土の酸性度がまばらだという事でしょうか。
チャンと酸度を測らなくてはいけないのでしょうね。
アップの写真を見ると、市場に出ている「胡蝶の舞」と花の咲きようが少し違います。
育て方の問題か、名前違いか。可愛いから許す

 

庭の花とハーブの葉でタッジーマッジーを作りました。
サラサニンドウが良く香って、自然の芳香剤

 

私が「オフィシャル・ブロガー」&「読者レポーター」になっている雑誌EFiLが今月号を持って休刊する事になりました。
突然の話で驚きました
気に入っている雑誌が無くなってしまうのは残念 雑誌業界も厳しいのでしょうね。