旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

山紫陽花の小道~鎌倉古民家ミュージアム

2012年06月14日 08時28分57秒 | 鎌倉かいわい

先日、朝日新聞の神奈川版に「あじさいの小径 公開中と入場割引券付きの広告が載っていた鎌倉古民家ミュージアム
初めて目にする名前だったで、興味がわいて、梅雨の合間に訪れてみました。

以前鎌倉の陶芸家(オーナー)の自宅のあったところに、15年前に築100年以上の古民家を福井県から移築したのだそうです。
建物内外の太い梁と柱が、存在感抜群
アンティークな照明器具も、建物にピッタリ

この建物の周囲を囲っているのが「あじさいの小径」です。
ほとんどが山紫陽花で、細い茎が風にソヨソヨなびいて、花がユラユラしている様子が、何とも和風

100種類以上の紫陽花が見られるようです。

古都鎌倉らしい、憎い演出も

紫陽花の他に、シモツケや、ホタルブクロなど、紫陽花と相性の良さそうな宿根草が植えられています。

館内から眺める坪庭も、苔むして、良い感じ

 

館内は、この時期、紫陽花にちなんだ、陶芸、絵画、ガラス工芸などなど、多方面の作家さんの作品が展示&即売されるギャラリーになっています。
山紫陽花の盆栽のディスプレイも、アートです

一息ついて、一言書ける場所も

全体的に落ち着いたアンティーク&和モダンな雰囲気。
それほど広い空間ではないのですが、古民家好きの方は、一度立ち寄ってみてはいかがでしょう。
山紫陽花の展示即売もしていました。

北鎌倉もこの時期は、平日でも色々な小さなお店が開店していて、ちょこっと覗きながら、散策するのも楽しいですよ

北鎌倉散歩は続く

 


梅雨時期の寄せ植え

2012年06月13日 08時26分09秒 | 旧庭(~2014March)

2年ほど前だったかな~、調子の悪かった地植えの菖蒲を、梅雨時期に似合う寄せ植えにしようと、山紫陽花とコンビで和風の鉢に植えました。
昨年は咲かなかったけれど、今年は何とか
この時期らしくなったかな
来年は、山紫陽花を「胡蝶の舞」から、白い「静香」にしてみようと思います。

薄紫の花が終わって、昨日、紫が咲きましたが、花びらが綺麗に開かなかった
少しでも綺麗に見えるような構図で写してあげました。

 

玄関前のもう一つの寄せ植えには、一目ぼれで買ってしまった、柿色のサルビアが。
コバナノズイナ(赤系)とコンビにしましたが・・・

この色、好きなんですけど・・・こちらは季節がですね~
菖蒲と紫陽花のコンテナが終われば、何とか

 


雨の日は窓辺で紫陽花とともに

2012年06月11日 10時32分36秒 | 旧庭(~2014March)

一昨日の梅雨入りした関東地方。
昨日は晴れましたが、今日はまた梅雨空です。

の日はガーデニングもできないので、リビングの窓から庭を眺めて過ごす時間が多くなります。
5月下旬は薔薇を眺めて過ごしましたが、今は紫陽花を。

ピンク色の紫陽花はこの家を建てたときに夫が植えたもの。

薄水色の紫陽花は、同じ時期に義父がどこからか引き抜いてきて植えたもの。
額紫陽花は10年ほど前に私が植え足しました。

土地のpHの関係か、ピンク色は鮮やかに咲き、後に紫っぽくなり、

薄水色の紫陽花は、

紫っぽく咲くものもあります。

窓の外では紫陽花がたわわに咲いています。
剪定名人なんですよ、ワタシ


南側の窓辺からは、ボーダーガーデンが目に入ります。
ハマナスと遅咲きのボニカ’82が次々咲いているので、赤いバラのステンドグラスはこちらに置いて、バラも楽しんでいます。


 

自律神経の調子が悪くなる梅雨時期は、雨の日は体がどんより
窓から庭を眺めながら、目からだけでも爽やか気分を取り込まなくっちゃ~ね

 

 

 


額縁ハンギングなう

2012年06月08日 21時22分27秒 | 旧庭(~2014March)

すでに九州から東海地方まで梅雨入りし、関東地方も秒読み段階に入っています。

その前にやっておかなくてはいけない庭仕事がいくつかあって、ここ2日ほど一寸忙しかった~
今日は芝生の草取りと、目土&肥料を撒いて、明日の雨を待つばかり。
一段落です。

すっかり放りっぱなしの額縁ハンギングですが、宿根草ばかりになったので、季節になると花が咲きます。
ミニバラのグリーンアイスが小さいながら咲いてきました。
時々液肥を与えているのが良いのでしょう。
銅葉のミントも元気いっぱい

薄紫のブラキカムも小さな花を咲かせています。
上の額縁の陰になるので、目立ちませんが、ちゃんと咲いているのですよ

下方のリシマキア・ミッドナイトサンも咲いています。
冬に葉が少なくなて、枯れたのか・・・と心配するのですが、ちゃんと復帰します

まだまだスカスカと言えば、そうなんですけど、少し前まではナデシコも咲いて、何となく形になっています。
右下方に何か一株足すと良いかな。
宿根草で作ると、淋しい時期もあるのですが、案外手がかからない額縁ハンギングです。

 

 

昨日は、ボランティアを始めた市立公園のバラの剪定日でした。
カナダのウインザー市から贈られたバラ「ネルマーティン」を中心に、みどりの相談員の先生の指示に従って剪定。
写真は剪定前ですが、剪定後も沢山花が残っていました。


 

ベイサルシュートにも咲かせる方法はどうかと思いますが、良く咲いていて見事です。
カミキリムシを数匹見つけて捕殺
初めてカミキリムシと出会った方もいて、驚いていましたが、「見つけ次第捕まえて捕殺するのが一番」だと、お伝えしました。

皆さん、草花の好きな方で、公園やガーデンや花の名所などに詳しく、作業前に話が盛り上がってしまって
もっとお話ししたかったな~

作業後も、気になったバラがあったので、お許しを得て剪定と誘引をしてきました。
場所によっては薬散できない植え込みもあるので、そこのバラは可愛そうな姿でしたが、何とか少しでも形にしたいと思います。
ボランティア側から、色々提案できるようになると良いな~。

時期時期に見に行って経過観察しないとね~。
自分で剪定したバラだと思うと、自分の庭ではないけれど、愛情わいちゃいます

すっかりガーデナーズ・ハイの二日間でした

 


薫風に吹かれて~クレマチスの丘

2012年06月06日 13時39分22秒 | ガーデンの旅~国内編

 6月11日に静岡県三島市にある「クレマチスの丘」へ行ってきました。
ここはガーデンと美術館、文学館などからなる広大なエリア。
今回はクレマチス・ガーデンエリアを訪問しました。

クレマチスガーデンでは、丁度中咲き~遅咲きのクレマチスが見ごろを迎えていました。
特大の背の高いオベリスクに絡むクレマチスや下草が、爽やかな風に吹かれて揺らめいている姿が目に心地良い


青系のクレマチスが咲き誇るオベリスクが立ち並ぶ一角。
ブルーのグラデーションが涼しげ魅力的なブルー系のクレマチスが沢山

ガーデンの高台から見下ろす風景

花の形が違うクレマチスのコンビネーションが、互いを引き立て合っています
チューリップ型のクレマチスは「プリンセス・ダイアナ」。
五弁のクレマチスは「マルモリ」

 ここはヴァジン庭園美術館でもあります。
ガーデンに点在する彫刻と、匍匐性のコニファーの上を這うクレマチスとのコンビも楽し

高くそびえる太い木を、細い竹を編んだトレリスで囲い、クレマチスを絡めている風情が、ナチュラルな雰囲気

クレマチスガーデンの素敵ポイントは下草です。
足元が淋しくなりがちなクレマチスですが、下草とのコンビで風景をさらに豊かにできるんですね~
タピアン、ギボウシ、ペンステモン、ヒューケラ、シレネ等々、知っている名前も、ダンシングコレオプシスなど、初めて見る名前も
様々な植物が使われていて、とても参考になりました。
ガーデンでは所々にベンチや椅子が置かれていて、腰を下ろしてゆっくりと庭を楽しむのも素敵な時間ですね。


丘を下るとクレマチスのフェンスの手前に薔薇や宿根草が植えられています。
薔薇大好きな私ですが、何となく違和感を感じてしまって・・・
薔薇が華やか過ぎて、クレマチスの楚々とした美しさを、邪魔しているような気がしたのですよね~
薔薇とクレマチスのコンビも好きですけど、、品種選びがとても大切なのだと感じました。

池では睡蓮が咲いています。
広々とした緑の芝生を歩くのも気持ち良い


ガーデナーズハウスで小休憩
ハウス内ではハンギングに適した「パティオ クレマチスシリーズ」の品種も飾られていました。
垂れ下がるクレマチスは、新鮮な風景。

お天気がとても良くて、歩き疲れて渇いた喉を、爽やかな香りとスッキリした味のアイス・ミントティが潤してくれました。

 

丁度10周年記念展「庭をめぐれば」を開催中。
美術館内外で、ヴァンジ氏の彫刻のほかに、庭にまつわるアート作品がいくつも展示しあります。
写真は草間彌生さんの「明日咲く花」
ここで草間さんの作品を見られるとは思わなかったので、ちょっと嬉しい


クレマチスをメインに、これだけの風景ができるんですね~
色合わせ、品種の組み合わせなど、とても勉強になりました。
クレマチスをもっと上手に植え育て、庭に新しい風を呼び込みたいな


 

                

本日のランチはピッツェリア&トラットリア「CIAO CIAO/チャオチャオ」で。
色々野菜のトマトソースの自家製パスタと自家製ノンアルコール「サングリア」をいただきました。
どちらも美味しかったです~

 

今年はもう一つのビュフェ・エリアにあるベルナール・ビュフェ美術館が改装工事中のため休館中。
ビュッフェの作品も好きなので、次回はそちらのエリアも訪れてみたいです。

 

 


記念の会は薔薇咲く庭とともに

2012年06月05日 10時31分24秒 | お出かけ先の庭と花

6月3日の日曜日、若いころ勤めていた会社での同期たちと、出会って30周年の記念の食事会をしました。
幹事の私の独断と偏見で、日時とレストランを選びました。
薔薇の咲く時期に合わせて、「仏レストラン ヴィラージュ片瀬山」で。
私たちに一寸した所縁のあるレストランであることも知りましたし。

今年は冬が厳しくて、バラの芽出しが遅く、当日に設定したものの、5月に気温の高い日が続き、花が一気に開いてしまったし、
何より当日は週間天気予報も前日の予報も雨でしたから、気をもんでいましたが、そこは自称☆晴れ女、見事に晴れわたり、薔薇の咲く庭を堪能することが出来ました

レストラン裏の斜面一杯に咲き誇るバラとクレマチスと宿根草etc.の競演が、素晴らしい
ローブリッターのフェンスが、可愛らしくて
ここで記念撮影



淡い柔らかい花びらの優しげなバラと色付きはじめた紫陽花のコントラストがロマンチック

斜面中断にはクレマチスのトレリス。
隣には柏葉紫陽花。バラが終わっても庭を楽しめる工夫が

友人たちとのお喋りに忙しく、薔薇の名前をチェックできない~
全体的な色のトーンを大切にしている印象の薔薇の組み合わせ。

ブルー系の色合いのクレマチスの咲く中段あたり。
このような風景を翌日見ることになるとは・・・その時は思いもよらず・・・

上段の東屋の屋根を薔薇が覆っていて、小屋の中にはレリーフが、陽を透かして浮き上がっていました
この風景は・・・湘南なのよね

友人たちに「ここを見て」と指差したのは、下草群。
ドクダミが生えているのです。 
「自然に生えてきたんじゃないの?}という友人
「そうだとしても、あえて残しているのよ~」と別の友人が一言。
分ってるね~ 花菜ガーデンでも生やしていましたのよ。
黄金葉とのコントラストも素敵でしたし、バラにつけられた陶片のタグもオリジナル。

友人たちのスナップショットも幹事の仕事。
薔薇と昔乙女がなかなか絵になってたよ~アハハ
キャーキャーと、すっかり気持ちが30年前に戻った女性たちの華やかな声が、乙女チックな花園に響き渡ってしまったのでは

個人のオープンガーデンをいくつか拝見させていただいていますが、ここは植物の組み合わせ色合わせや魅せ方が素敵
庭主の趣味にブレがないんでしょうね。
このお庭のために、何度でも足を運びたくなる、そんなガーデン・レストラン
ギリギリまでバラを切らずに残しておいていくださったマダムに感謝です

 

               

レストランは個室をお願いして、ランチメニューで。
アンティークな室内は、とても落ち着く空間です。
お喋りに興じ過ぎて、各プレートの名前をすっかり忘れました
左が前菜。右がメインの一つのお肉料理。他にカボチャのスープとお魚料理も。

デザートは3種類から選べました。
私は大好物のマンゴープリン。

友人たちはお店自慢のクレーム・ブリュレ(左)とサクランボのパイ(右)を。

このレストランのお味は、なんというか、また行きたくなるようなホンワカした美味しさなんです
オーナーやマダム、そしてシェフの雰囲気そのままなのかな、お料理もお庭も


出会いは一期一会。
一期一会が繋がって、今の縁(くされ縁
だと、この度もつくづく感じる時間でした。
一生大事にしたいと思う人々との出会いを持てた自分は幸せ者

ありがとう、みんな & これからもよろしくね

 

 

 


山紫陽花の盆栽風

2012年06月02日 17時13分32秒 | 旧庭(~2014March)

市立公園のバラ講座は初心者向けで、皆さん熱心にお話を伺っていましたが、私には新しい発見が少なく、ちょっと物足りない感じ。
来週の剪定のお手伝いの時は、細かく色々聞けるといいな。

公園では丁度山紫陽花展が開催中で、様々な種類の山紫陽花の苔玉やミニ盆栽が展示され、その横で販売もされていました。
どうしても白いコンパクトなタイプの山紫陽花が欲しかったので、一つ購入。
アイボリーホワイトの「静香」という名の紫陽花です。
小さく、楚々として、可愛らしい

地に下すと花はもう少し大きくなり、横張りになるそう。
でも、今は可愛らしさを生かして、なんちゃって盆栽風にしてみました。
庭の彼方此方から苔をかき集めたので、揃っていなくてカッコ悪いのですが、雰囲気は楽しめるかな

 

クレマチス・ハーグレイハイブリッドが、今にも開きそう。
この花びらの離れる瞬間が見たい

じっと待っている時間がないのが、忙しない生活者の常ですね

 

明日と明後日はお出かけするので、ブログはお休みします。
素敵なご報告ができると良いなあ

 

 


季節がそろりと移りゆく

2012年06月01日 08時30分04秒 | 旧庭(~2014March)

6月になりました。

庭のバラも遅咲き種を残してほとんど終わり、名残惜しけれど、ハラハラと散りゆく様子を楽しみますか。


何年かぶりに一輪咲いたクレマチス。
名前を忘れていましたが、ブログ内検索して見つけました。「ワルシャワニキ
咲き始めはワインレッドですが咲き進むと紫色に変わります。
本気で復活するのだろうか・・・秋にも咲くと良いけれど

写真と撮るのを忘れているうちに、終わってしまいそうなサラサニンドウ
今年の甘い香りを放って、楽しませてくれました。
窓際ではピンクの紫陽花がすでに色付きはじめているし

山紫陽花とコンビにしようと昨秋植えた「セントランサス・スノークラウド(白花カノコソウ)」
背丈もあり、これから毎年ボーダーガーデンの背景を作ってくれそう。
山紫陽花は順番に色付いているし

胡蝶の舞は、やっぱりピンク色なんだね

 

庭奥では、四季咲きにならないエンドレスサマーも花の形を整えつつ


6月の庭奥の主役にしてボーダーガーデンの主も、いよいよ始動です

 

 季節の移り変わりを感じられる庭こそ「ガーデン」と呼ぶにふさわしいと思うのですよ