旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

梅雨時期の花寺~東慶寺

2012年06月14日 21時30分43秒 | 鎌倉かいわい

北鎌倉を散策しながら、縁切り寺として有名な東慶寺へ行きました。
こちらは「花の寺」としても有名で、現在岩ガラミが特別公開中。
本堂の裏の崖に咲いていて、一日の内、決まった時間しか拝見できないので、時間を確かめていかなくてはいけません。
崖を覆う岩ガラミは何と一株 繁殖力の凄さに驚きました。

ユキノシタ科の植物で、花は額紫陽花に似ています。
山で木に絡まっている姿は見かけたことがありますが、こちらのような崖を這う姿は初めて。
地味な花ですが、お寺には似合っています。


鎌倉らしく紫陽花も、いくつかの種類が咲いています。
綺麗な水色の手毬紫陽花。この紫陽花が一番好き

 

境内奥では岩タバコが崖を覆っています。
鎌倉はこの様な崖が多いんですよ。

紫色の岩タバコの花で覆われている苔むした崖にはシダの姿も。

セントポーリアの仲間らしい花形です。


そして一番の目的は菖蒲
東慶寺はこの時期には、菖蒲田に面した建物に茶店がでます。
以前訪れた時は満員で入れなかったので、今回こそと思っていました。



嬉しいことに、待たずに席に着け、菖蒲を眺めながら、北鎌倉の有名和菓子屋「こまき」の和菓子とお抹茶を、何と菖蒲の器で頂くことが出来ました

目の前に広がる菖蒲田(水は張っていませんが)をしばし眺めて、菖蒲を満喫


境内にはドクダミも植えられていました。

八重咲きのドクダミです。一見ドクダミと思えませんね。

他に、ホタルブクロやシモツケなど、和の花が咲いていました。
東慶寺の花たち、好きだわ

先日、我が家でも岩ガラミをお迎えしたのですよ。
東慶寺の様になるにはしばらくかかりそうですが、案外成長が早いみたいなので、庭奥のコンクリートの法面を、何とか覆って欲しいものです。

 

毎年書いていますけど・・・

薔薇は憧れの花、紫陽花は思い出の花、菖蒲は生まれ変わったらなりたい花そして私は野に咲くアザミ

 

 


山紫陽花の小道~鎌倉古民家ミュージアム

2012年06月14日 08時28分57秒 | 鎌倉かいわい

先日、朝日新聞の神奈川版に「あじさいの小径 公開中と入場割引券付きの広告が載っていた鎌倉古民家ミュージアム
初めて目にする名前だったで、興味がわいて、梅雨の合間に訪れてみました。

以前鎌倉の陶芸家(オーナー)の自宅のあったところに、15年前に築100年以上の古民家を福井県から移築したのだそうです。
建物内外の太い梁と柱が、存在感抜群
アンティークな照明器具も、建物にピッタリ

この建物の周囲を囲っているのが「あじさいの小径」です。
ほとんどが山紫陽花で、細い茎が風にソヨソヨなびいて、花がユラユラしている様子が、何とも和風

100種類以上の紫陽花が見られるようです。

古都鎌倉らしい、憎い演出も

紫陽花の他に、シモツケや、ホタルブクロなど、紫陽花と相性の良さそうな宿根草が植えられています。

館内から眺める坪庭も、苔むして、良い感じ

 

館内は、この時期、紫陽花にちなんだ、陶芸、絵画、ガラス工芸などなど、多方面の作家さんの作品が展示&即売されるギャラリーになっています。
山紫陽花の盆栽のディスプレイも、アートです

一息ついて、一言書ける場所も

全体的に落ち着いたアンティーク&和モダンな雰囲気。
それほど広い空間ではないのですが、古民家好きの方は、一度立ち寄ってみてはいかがでしょう。
山紫陽花の展示即売もしていました。

北鎌倉もこの時期は、平日でも色々な小さなお店が開店していて、ちょこっと覗きながら、散策するのも楽しいですよ

北鎌倉散歩は続く