以前帯広空港に降り立ち、十勝のガーデン巡りをしたのは2005年
その時はまだ、この素晴らしいガーデンはメジャーデビューしていませんでした。
翌年その存在を知って、以来ずっと訪れたいと願っていたのです。
今年は「北海道ガーデンショー」も開催されていますが、まずは舞台となる「十勝千年の森」から、お届けを。
6月26日、新千歳空港でレンタカーをして十勝方面に向かいました。
広さをあれこれ言うにはおこがましいぐらい広く、背景となる山々にはまだ残雪がちらちら見えます。
「アース・ガーデン/大地の庭」は、雄大な自然を背景に、人が自然に間借りさせてもらって庭を造った、そんな場所かな。
森に点在するアートも、自然と調和していて、なんら違和感がありません。
「キサラのかけら」はアイヌ神々の伝承を元にした作品で、大きな石は耳のひとかけらとか。
「厩構造と投影(虚と実)」は、火事にあった馬小屋みたいに、森の中にフツーに建っています。
オノ・ヨーコさんの「北海道のためのスカイTV」
開拓農家の廃屋で、空に関する自作品の朗読ビデオを上映しているそうですが、ドアが閉じていたので、中に入りませんでした。
ガイドさんが「たくさんお花が咲いていますよ。」と言っていたメドウ・ガーデン。
アムソニアはじめ、ブルー系の花が見られましたが、ここも花だけを楽しむにあらず。
風景を楽しむのが、本来かと
ファームガーデンの「キッチン・ガーデン」には野菜がいろいろ育っていました。
「ゴート・ガーデン」ではヤギたちが伸び伸び草を食んでいます。
山羊の餌も売っていますし、山羊のチーズも売っています。
なかなか美味しい
今年から始まったローズ・ガーデンは、D.オースチン・ローズ社のヘッドガーデナーさんとのコラボだそうですが、ここに本当にバラは必要なのだろうか唯一の疑問。
どの様な品種のバラが咲くのでしょうね。
一種類だけ咲いていた原種系のバラ。これは似合うかも
オーガニック栽培するそうです。
木漏れ日の道々に咲く、小さな草花たち。
可憐です
水音、鶯やカッコウなど様々な野鳥の囀り、草木のざわつき、湿った空気・・・
フォレスト・ガーデンに足を踏み入れると、遠い記憶の隅にある感覚を思い出し、吸い込まれるようにグングンと奥へ奥へ・・・
熊笹に郷愁を掻き立てられる自分は如何な者か・・・すこし切ない
ワォ 蛇に注意
「ガーデン」というものを地球規模で考えているのかしら
そんな風景は、田舎育ちの私には、どこか懐かしく、しかし新しい場所でした。
ランチは一日10食限定の「オーグー ドゥ ジュール」のランチバスケット。
四谷の「オテル・ドゥ・ミクニ」で修行したという有名シェフのプロデュース。
限定品に弱いわけで
大変美味しく頂きました
バスケットを持って散策していると、ちょっとした赤頭巾ちゃん気分
でも運転するためワインを飲めないのが辛い私は・・・・・狼か
続く・・