旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

シシングハースト・カースル・ガーデン

2015年07月02日 10時30分51秒 | ガーデンの旅~海外編

ロンドン滞在の3日目は、現地オプショナルツアーでナショナルトラストの管理するシシングハースト・カースル・ガーデンへ行きました。
イングランドのケント州(ロンドンの南東)にあるガーデンまで、ロンドン市内の渋滞等を含めてバスで約2時間強掛かったでしょうか。

このガーデンは「ホワイトガーデン」が有名で、まるでホワイトガーデンしかないような印象を受けていましたが、さにあらず
それ以外の見どころの方が多く、植栽も管理も素晴らしく、そしてバラと宿根草のベストシーズンでした

ランドマークのエリザベス朝期の塔に上ると、ガーデンが一望できます。

ホワイトガーデン。
丁度シンボルのロサ・ムリガ二―が咲き始めたところ。


サークル状のツゲの生垣や、ツゲに囲われた植え込み。
ガーデンルームがいくつもあるのがわかります。

長方形に仕切られた草花の植え込み。
この辺りにバラがたくさん植えてありました。
それにしても、本当に芝生が綺麗


ホワイトガーデン側から眺める塔。
ホワイトガーデンの草花も沢山咲いています。


ツゲの生垣に囲まれたガーデンルームの一つ。
ここの中心の小花の浅いコンテナはアンティークの水盤みたい。
マジェンダ色のバラはルゴサ系かな


コニファーのトピアリーのあるガーデンルームには暖色系の植栽。


レンガ造りのコテージの手前にはアリウムやバラやジギタリスなど、ロマンチックな色あわせ
白樺が植えてありました。

 

バラと宿根草の設え方が素敵

煉瓦の塀に誘引された蔓バラが見事 

 
これはシャンデリアリリー マルタゴンリリー
たくさん植えられていました。

 

白いカラーも、このガーデンの見どころなのでは。

 
こんな風景も好きだわ


 

花だけでなく、面白い敷石の小路も


小路の両側に植えられた木の枝が、上方で重なり合ている様子が、このガーデンの主の夫婦の仲の良さを表しているそうです。
とても不思議なカップルだったようですが・・・


メドウの中にある白いドーブハウス(鳩小屋)。
日本の英国風庭園でも「イングリッシュガーデンにはつき物だから」として見かけることがあるのですが、
「だからなんなの」と思っていました。
此処からやって来たのですね~わざわざ日本まで。

 

そして再び煉瓦の塀と蔓バラと宿根草の植え込みを眺めてウットリ・・・・
アララ、集合時間になっちゃった

 

シシングハースト・カーセル・ガーデンでも、沢山の美しい風景に出会えました
それだけでフォトブックを作りたいほど。
特に私の大好きなマジェンダ色(ハマナスの花の色)のバラが沢山咲いていて
もう~嬉しくてたまりませんでした

ガーデンはヒドコートマナーほど広くはないので、回り易いかも。

ツアーでご一緒した奥様(何度かこのガーデンに来ているそうです)が、
いつ来てもここは素敵なの
と、仰っていました。

歴史に翻弄されたり、主夫婦の微妙な関係もありで・・・物語に事欠かない庭であることは確かみたい。

それにしても、ヒドコートマナー同様、此処も時間が足りなかった
写真を撮りながら回るだけで精一杯の90分でした。

 

続く

 

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クイーン・メアリーズ・ガーデン in リージェントパーク

2015年07月01日 17時46分25秒 | ガーデンの旅~海外編

 この季節のイギリスは昼の時間が長く、午後8時ごろまで明るいので、キューガーデンの後、リージェントパークに寄りました。

目的は、このパーク内にあるクイーン・メアリー・ガーデンローズガーデンを見るためです。
地下鉄のベイカーストリート駅で降りて、パークのジュビリー・ゲートから入りました。
入場無料

ネット情報によると400種30000本のバラが植えられているとか。
ローズガーデン内は薔薇また薔薇が満開でした


ゲートを入って左手の薔薇のボーダー花壇。


此処は宿根草とバラのコラボレーションが見られます。
ピンクや白や黄色など淡い色合いのバラが多かったような気がします。
私の好きな組み合わせ


その先にはデルフィニウムのボーダー花壇が
支えが施されていました。


ゲートの右手側には、イングリッシュローズのベッド(畑)があり、その先にローズリングと呼ばれるバラ園があります。
見事にバラばかり
バラの甘い香りが漂っていました
ロンドンで最大のバラ園だそうなので、バラを見るならここが一番だと思います。

 

バラの畑も良いのですが、このガーデンの奥に広がる芝生と樹木の植え込みも素敵な風景なの。


一番奥にはツゲの生垣で囲われた整形式花壇があり、トピアリーやトロピカルな植物や暖色系の一年草が植えられていました。
この様な形式の花壇をノット・ガーデンと言います。


その手前には宿根草の植え込みも。
今回の旅で感じたのは、この時期のせいなのでしょうか・・・イギリスのガーデンは一年草が圧倒的に少ない事。
キューガーデンでは温室前に一年草のサークル花壇がありましたが、他のガーデンはほとんどが宿根草をメインとした花壇です。
此処はシックな感じでまとめられていました
植栽も管理も、本当にキチンとされていて、ただ感心するのみ


このガーデンも広くて、一回りしてカフェで休憩
此処も無料のwifiが使えたので、家族に楽しんでいる旨を報告

 

地下鉄を降りたベーカーストリート駅は、言わずと知れたシャーロック・ホームズの聖地
駅前に銅像が建っています。
時間があればシャーロックホームズ・ミュージアムも寄りたかったけれど、並んで待っている人々多数のため諦めました。

この日のうちに家族に頼まれた用を済まさなくてはいけなかったので。

用を済ませてホテルに帰る途中、地下鉄が止まったみたいで、乗ろうと思っていた駅の入り口から人が溢れていました。
ロンドンの地下鉄は予期せず止まることが多いそうです。
ブラブラ散歩しながら一駅歩いたら、地下鉄が動き出したので夜遅くならずにホテルに帰ることができました。

良かったけど、二日目は歩き過ぎてほとほと・・・お疲れチャン

続く


 

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