サウドイッチはお菓子じゃない、と思う向きもあると思います。サンドイッチが紅茶のお供と思うと、お菓子も紅茶のお供なので同類という形で加えてみました。
紅茶と言えば、私が紅茶に初めて出会ったのは小学校のバザーででした。当時の「学校祭」、現在なら「学習発表会」というところでしょうか、その飲食のバザーでです。その時に紅茶とサンドイッチがセットになっていました。紅茶にはもう定量の砂糖が入っていて甘いものでした。皆同じ甘さのティーカップに入ったホットティーでした。紅茶を始めて飲む私には香りも初めての香り、紅茶って美味しいの?周りの人達に盛んに尋ね、知った子達に聞きながら、恐る恐る一口。不思議な甘い味に美味しいと気に入りました。
その日家に帰ると、早速私は紅茶が飲みたいと母に購入を希望しました。しかしこんな場合、母や家の大人の常套句は「高いからダメ!」という物でした。市場にティーパックが登場するようになり、それが日本の一般家庭で当たり前のように消費されるようになった頃、漸く我が家にも冬のホットな飲み物の1つとして紅茶が登場してきました。しかし我が家では毎日も飲む事は出来ない贅沢品でした。家に紅茶のパックが現れたのは私が小学2年か3年生くらいの頃でしょうか。母に商品を見せられた時、えー、高いのにいいの?と私は面食らって驚いたものです。その前に、それは何?と、パック入りの紅茶を始めてみた私は母に尋ねたものでした。紅茶の話はこの辺で。
本題のサンドイッチの話です。私にとってサンドイッチと出会ったのは幼少の頃、保育園時代だと思います。保育園のお昼のお弁当、お惣菜と汁物は園で出ましたから、主食のご飯かパンは各自持参するのが決まりでした。
私達の登園途中に八百屋さんが有り、その店先の縦長のガラスのパンケースの中にパンは入れられて売られていました。食パン2枚の間にジャムやチョコレートや、クリーム?はもしかすると無かったかも知れません。餡かな?等々塗られてサンドイッチになってナイロンの袋入りで売られていました。サンドパンは、ジャムサンドは赤い柄、チョコレートは茶色い柄という具合に、同じデザインの色違いで中が何サンドなのか分かるようになっていました。私達登園仲間は、朝、ここのお店で思い思いに自分達の好みのサンドパンを購入して登園しました。もちろん、お弁当箱にご飯が無い日だけです。お昼がご飯の子は「今日はご飯があるから私は(パンは)いいわ。」と言ってパン購入組が購入を終えるのを待つのです。