今日の思い出を振り返ってみるは、お題の書き込みしかなかったので省きました。
さて、今朝、庭に面した廊下を歩いていると、白黒の小鳥が庭から塀に飛び上がりました。私の足音に驚いたのでしょう。丁度目に付いたので観察してみると、『あれじゃないかなぁ、…』と、すぐには鳥の名前が出て来ません。この小鳥、以前参加した自然観察会で教えて頂いた野鳥のようでした。
…あれあれと、鳥の名前を考えながらパソコンに向かって、キーを打っていて思いついたのがシジュウカラです。早速図鑑で確認すると、確かにシジュウカラで合っていました。「胸に黒い棒ネクタイが有るのがシジュウカラです。」と、よく似た小鳥がいる事を聞いた覚えがありますが、よく似た小鳥の方は見なかった事も有り(多分)忘れました。鳴き声も特徴があるので、姿を見なくてもそれと分かるという話でした。雀とは違う小気味よく明るい可愛い鳴き声です。
普段は雀か、稀にセキレイも見かける庭ですが、それと分かっていてシジュウカラを見るのは初めての事でした。かなり以前、10年以上前の事でしょうか、両親共に心身健康な頃でした。やはり縁側で1人母が庭を眺めていました。私が廊下を通りかかると、庭に小鳥が1羽いて、おや見慣れない鳥だと私が歩を止めると、よく見る間もなくすぐに飛び立って行ってしまいました。それは気候の落ち着いていた、過ごし易い頃だったと思います。
シジュウカラ、その時1度見ていた鳥だろうか、と、当時の場面を思い出していました。当時見た鳥は色なども全く思いだせないのです。こう思うと、家の庭は案外野鳥が訪れる庭なのかもしれないと考えました。四畳半ほどの小さな中庭です。昔は市街地のこの近辺、自然の珍しい動植物は目にしなかったものですが、ここ何十年かのドーナツ化現象の影響で、いろいろな野生動物を近辺で見る機会が増えて来ました。
『ここも過疎地だなぁ』そんな事を感慨深く思ってからでさえ久しくなるようです。地域の変遷と共に動植物の生息も変化して行くのだなぁと、現在過去と様々な光景を思い浮かべて、自分と共に結構な年月という時代の流れを感じます。