Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

よんで、プリン、プディング(2)

2018-11-20 22:03:03 | 日記

   さて、そのプリンのレシピを私はどこで手に入れたのでしょうか?それは小学校の5年生の家庭科の教科書からでした。教科書に載っていただけにとても当てになるレシピだった訳です。

 調理実習のページで、最初にプリンの調理方を見た時、作れるのかしら?と半信半疑、まず無理だろうと考えた私は、この項目をそう読むという事もせずに教科書を閉じてしまいました。元々家庭科の教科書を読本にするタイプではない私です。この時は他にどんな料理が教科書にあるのだろうかと、調理の項目だけ興味が湧いて拾い読みしたただけの事でした。

 が後日、追々と、プリンという子供にとっては魅力溢れるお菓子に、何度かそのページをめくりながら、何時しか材料を眺め、よくよくその材料名を見てみると、バニラエッセンス以外は、普通に家の冷蔵庫にある材料ばかりだったのです。これはと、このバニララエッセンスという物だけどうにかすれば出来そうだと私は判断しました。そう思うと、調理法にも目を通してみて、何回か再読する内にそう難しく無いと分かると、こちらも自分にはやれるなと判断しました。

 この頃の私はバニラエッセンスなど知らなかったと思います。未知の調理材料は、やはり家での調理専門の母に聞くしかありません。「バニラエッセンスって何?知っている?」という具合です。聞いた私が全然期待していなかっのですが、予想に反して、知らないかと思いきや、これを知っていた母に私はえっ!と驚いた気がします。「えっ!お母さん知ってたの!」という具合です。しかも確か当時、母の話は、それなら家に有るという話に迄なったと思います。(可なり記憶はあやふやです。)

 何処にと私が尋ねると、母はここよと立ち上がり、進んで手招きし、居間にあった戸棚の中、影になった暗い隅を指して、ここよと、随分前から有るけど、何に使うのかと思っていたというような事を言ったようです。私がバニラエッセンスはプリンの材料に書いてあったというと、なるほどという感じでした。母はお菓子に使うのねというような事で合点し、それでここの暗い隅に置いてあったのだと、何やら顔を曇らせていました。


よんで、プリン、プディング(1)

2018-11-20 20:08:07 | 日記

 今回はプリンです。プリンはプディングともいいますね、本に出てくるのを児童書で読みました。民話や物語等、西洋のお話の中に出て来るのを読んだのです。そのお話には、プディング作りの名人の村のおばさんと、そのおばさんの3人娘が出てきていました。話には名人のおばさんのプディングのコツが披露されていました。私は当時、未だ作った事が無いこのお菓子に、へぇーえと思って読んだものです。

 3人娘とこの名人のおばさんが、皆で揃ってコツを行ったものですから、とんだ失敗作のプディングになって仕舞ったという、結末が笑い話の落ちになるというお話でした。美味しいはずのお菓子が酷く不味くなってしまったのです。

   ここで私は、成る程と、他の料理を連想しました。それは日本のぜんざいです。お汁粉でもよいのですが、やはり美味しくするにはちょっとしたコツが必要です。当時私はそのコツを既に母から聞いて知っていました。このお話の中の美味しいプディング作りのコツと、美味しいぜんざい作りのコツは全く同じ物でした。

 そこで、私はこの西洋のお話のコツは如何も真実なのではないか、と感じました。それでお話に出て来たように、私も自分が初めてプリンを作る時にこのコツを用いました。その為でしょうか、プリンは最初に作った物から既に家族にはとても好評でした。私自身も思った以上に上手く出来上がったプリンに目が覚めるような気がしたものです。本当に信じられませんでした。それは確かにカスタードプリンその物に出来上がっていたのです。味もお店で食べるのとそう変わらず、そっくりそのままと言ってよい出来栄えでした。私にすると満点の出来でした。それは後を引く美味しさというものになっていたのです。


さんばん、さっぱりですケーキ(4)

2018-11-20 08:40:12 | 日記

 チョコレートケーキが落ち着いた頃、私は普通のバニラケーキや、その他のケーキにも目が向いて、後にチーズケーキを焼くようになりました。

 チーズ入りのケーキは、最初はぽそぽそとした食感の不満足な物でしたが、料理番組で幾つかのチーズケーキを見て、それを参考に作る内に気に入ったものが出来ました。そのチーズケーキは焼いて作るだけにベイクドチーズケーキでしたが、これが、チョコレートケーキより家族には好まれるようになりました。中身にチーズが入るだけに健康的に思えて、私は家族が風邪を引いた治り掛けによく作りました。食べて風邪もすっきり、元気一杯に日常生活に復帰出来るようにと作っていました。このケーキは普段でも、食べたくなるとよく作りました。

 ケーキの方は、前述したように自分自身が元気な時でないと作る気が起きません。それで、父がもうだめだと分かった時には、チーズケーキを作ってあげようという気持ちはありながら、作る元気が如何しても出なくて、到頭最後まで作らず仕舞いでした。父が亡くなってからこの事を何度か残念に思いましたが、当時はどうしても作ろうという元気が出なかったので、私にすると仕方ない事かなと、何だか感無量の気持ちがしたものです。

 チーズケーキも、ベースのスポンジが焼ける様になると、あれこれとアレンジするようになりました。中に何かを挟むというようなことはしませんでしたが、焼いている途中でトッピングして、出来上がると焼きカスタードなどが載っているというチーズケーキになりました。これは、家族皆が無言だったので、作った私には皆の反応が賛否両方の何方にも取れなくて、結局自分の好みから言うと〇という状態であり、気が向くと時折作っていました。

 ケーキは他にシホンケーキなども作り、家族の受けもよかったのですが、私自身は現在迄あまり作らなかったケーキです。家族内でもこってりクリーム系とあっさりプレイン系で好みが分かれるようです。何方も好きなのが母ですね。好みが無いのではなく、母も自分が気に入った味が好きというタイプです。そんな点は私と同様で、私は母似なのでしょう。唯、母の評価はその他大勢の意見に流されるというタイプであるのに対し、私は全くの独創的な自己中心タイプ、他人がどう思おうと自分が良いと思えばそれが良いというタイプです。こんなところは案外父似なのかもしれないと思います。父は独創的な人間に私を育てたかったという意向が確かに有りましたね。おかげで私のケーキもそういう感じになるのでしょう。


今日の思い出を振り返って

2018-11-20 08:38:23 | 日記
 
美湾
 楽しかったグリーン島観光も終わり、ケアンズの船着き場に戻ってきました。ここには桟橋を挟んで海の向かい側に売店がありました。話は前後しますが、この日の朝、船出までの空き時間に、私は......
 

この日の夕食はイタリアンでした。私の選んだデザートはティラミスでした。