うの華 114
私は案外早くに彼と顔を合わせた。外から帰って手を洗おうと台所へ向かった私は、廊下の入り口で反対側から来た父と鉢合わせしたのだ。 ああ、父だ！と思い、私は悪びれる事なくいいやと......
曇り空の12月最初の日曜日。後３ヶ月すると３月初め、春だなぁと、一息吐く頃だと、この先の事を考えてしまいました。
ここ数年、次に来る季節を思い遣るようになりました。「冬来たりなば春遠からじ」の言葉を、文字通りに頭に浮かべる自分な訳です。
埃っぽい道、霞んだような大気、薄青い空等、例年通りの春の到来を喜ぶ、そんな自分の顔が浮かびました。今年は本当にそうでしたね。これって皆そうなんでしょうか？、私達の年代が皆そうなんでしょうか、ふと考えてしまいました。
😌…そんな歳になったんでしょうね。🍵