今年は今日梅雨入りしました。明日は1日雨の予報です。
さて、昨日、今日と、思い出の「マルのじれんま」のアップが、回を前後してしまいました。申し訳ありません。実は昨日のメールで2話分来ていました。それで2日間に分けたのですが、間違えて前後を逆に載せてしまった訳です。やはり体調が悪かったのですね。自分でも驚いています。
お知らせ方々来たのですが、梅雨入りに因んでコラムを書こうと思います。梅雨といえば雨、カタツムリ、紫陽花、傘に雨ガッパ、等々浮かびますが、私は今年、ここで紫陽花について書こうと思います。
昔家の庭には、やはり紫陽花が植えられていました。西洋紫陽花です。何時も花時は淡い青い色をしていて、赤色に変わるということ無く過ぎたものです。庭の土質が中性に近かったのでしょう。昔この紫陽花は私の祖母が植えたと聞いていました。
梅雨といえば、我が家の庭には咲く花がそうは無く、かろうじて他に菖蒲が黄色い色をのぞかせていました。それも数輪、1株、2株の少なさでした。元は1株でしたが、学校の理科で菖蒲が株分けできると知り、私が試しに葉挿しして2箇所に増やしました。今回は紫陽花の話なので、菖蒲の話はこれでお仕舞いです。
さて、小さな頃から西洋紫陽花の丸い大きな花の形に馴染んでいた私は、ある年小学校の教室で額紫陽花に出会いました。誰かが持って来た花が教室の花瓶に生けてあったのです。私にとってこの花の第一印象は味気ない物でした。幼い私の目にこの花は、小さくて質素で詰まらない容姿に見えたのです。でも、私も歳が進むと、いかにも和風なこの花がとても趣深く味わいのある容姿に見えて来ました。折に触れる風情を感じる様になった訳です。
そんな私は、かなり後年、ここ15年程前に、新しくなった家の庭に額紫陽花を植えました。これは園芸店で「七変化」という名で売られていました。庭の片隅で綺麗に多色に色変わりする美しい花でした。が、その後、庭にサツキなどが増えると、紫陽花を植えた隅は日影になり、いつの間にかサツキの前方、日向に向けて紫陽花が顔を出す様になりました。
サツキの前には紅葉の木があり、今やその紅葉の根方に迄増え、生え広がった我が家の紫陽花は、この季節に彩りよく花盛りとなっています。紫陽花に彩られた紅葉の木、梅雨入り時の、小さな緑の手の楓は紫陽花の青いドレスを身に纏った様。これが今年の今の我が家の庭の現風景です。
ところで、ひょんな事から、私は極最近知ったのですが、人の誕生日の花紋というのがあるのですね。365日分ちゃんとあるのです。知った私は早速自分の花紋を調べてみました。
すると、なんと額紫陽花の花の一種でした。驚きました。不思議に私は額紫陽花を庭に植えた事だと、その偶然を意外に思いました。現在青く美しく咲き揃っている庭の紫陽花に、私は趣深く、毎日それを愉しく眺め遣っているのです。
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