Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

美湾

2017-12-04 17:31:13 | 日記

 私は爽やかな風の吹き渡る中に佇んでいました。しかし、その風は気付くととても強い物で、吹きすさんでいると言ってもよいくらいの強さでした。この風の中ではとても普通の大きさで目を開けているという事が出来ず、目を細めると誰しもが笑顔の表情になってしまうのでした。

(頂上での記念写真、新婚さんのご主人の方に撮っていただいたのか、ご家族連れのお母様の方に撮っていただいたのか、現在になるとはっきりしません。多分お母さまの方だと思います。新婚さんの方は、私が頂上でご夫妻の記念写真を撮ってあげたのだと思います。)

 「ここは360度のパノラマ(展望)ですよ。」とご家族連れのお母様が仰るので、成る程と私も気付いて360度、四方の景色を眺めてみます。くるくると写真を繋げるようにして撮りました。そして、彼女の薦めで羅針盤の傍の階段になったような場所に腰を掛けて、彼女と並んで一休みしました。

 感無量というのでしょうね、こんなに嬉しい事はありません。このウルル頂上の風に吹かれての一服が至福の時でした。足を延ばして赤茶けた岩の台地に、自分の白いズックの足を載せている事を実感してみます。自分の足で此処まで登って来たのだなぁと、目の前に投げ出された自分の足に感謝してしまいます。心静かに見知った方とお話しをする、こんな事がこんなに嬉しい事だとは思ってもみませんでした。本当に感無量でした、この時の私には何の考えも浮かんで来ません。言葉少なでした。おっとりしている性質の私はしみじみとした境地で無言になるのでした。

 (ウルル頂上で撮った写真です。360度回転しながら撮ったのですが、どう繋げるのか、これでよかったのかどうか、極めて不安ですが、順番通りに並べてみました。写り込んだ方の顔は隠して置きましたが、ご本人だと自分だと分かる方も多いでしょうね。皆カメラを手に記念撮影に夢中ですね。中にはカメラを避けてちゃんと下や脇、後ろを向いておられる方も多いです。18年前の3月9日、午前8時過ぎぐらいの時間では無いでしょうか。新婚さんのご主人から、私も沢山撮られていましたよと教えられて、そうか、と、私も皆さんの記念写真の中に納まってしまったのだと実感していました。)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿