母の月命日で夫婦で墓参りに、雨のなか墓を前にしての夫婦の会話、
「大津波のときはここへ来ましょう」と妻、「ここなら安心だが、途中の国道
を横断できるか?」 と私。 町は避難所として目の前の小学校を指定し
ているが、海から直線的に至る場所、あそこに留まっているわけにはいか
ないでしょう。 我が家の裏の団地の高台も含めて、我が家だけでなく隣
近所の問題として検討されなければなりません。
釜石の子どもたちへ、ありがとう!
今夜のNHKスペシャル「釜石の“奇跡”」 で、津波を生き抜いた子どもた
ちの姿を見せてもらいました。 釜石は死者・行方不明者が1000名をこえ
るなかで、子どもの犠牲者は5人にとどまりました。 今夜も番組で教訓を語
っておられました片田敏彦さんが8年間にわたって防災教育に携わってこら
れた成果だと思います。 こどもの一人が“奇跡”ではない、「釜石の実績」だ
と話していましたが、本当にそうだと思います。
確かに、奇跡だ! ということもいえますが、こういう考えと手段を経れば可
能なのだということを示してくれたのです。