kaeruのつぶやき

日々のつぶやきにお付き合い下さい

おーい ハイク。

2012-09-28 22:43:26 | 詩的なつぶやき

 「おーいお茶」 は伊藤園のコマーシャル、「おーいハイク」 は今夜のタイト

ルです。 昼飯時のお茶のボトルに第22回 「伊藤園新俳句大賞 英語俳

句の部」 三句が載っていました。 

 その中に、kaeru=蛙の俳句がありました。

  the flog and I watching the same butterfly

    (蛙と私 同じ蝶を じっと見ている)

   アメリカの50歳の方、英語俳句の部 優秀賞の一つです。

 他の作品も含めて下記のHPで見られます。

http://www.itoen.co.jp/new-haiku/22/gaikokugo.php

 

  『俳句の国際性』(星野慎一著・博文新社・1995年)という本には 「なぜ

俳句は世界的に愛されるようになったか」 という副題がついています。 星

野さんの専門のドイツ文学での「俳句」ばかりではなく、英語、ロシア語な

どを通じて 「俳句=haiku」 が人びとの心をとらえている有り様が紹介さ

れています。

 この本に星野さんが昭和20年代半ばころのドイツの一人の婦人との文通

を通じて感じたことを述べています。この平凡な一主婦の手紙に 「敗戦後の

ドイツのみじめさは、とうてい日本の比ではありません。でも、音楽があるかぎ

りドイツは滅びない、となぐさめています。」

 星野さんの言葉 「戦争に敗れても、バッハも、ベートーヴェンも、シューベル

トも滅びない。~彼らの音楽は今後も演奏されるにちがいない。」 そして、

「日本には何があるというのか。」と問いかけています。

 

 この問いかけを受けてのkaeruの思いをお伝えするにはかなりの字数が

必要でのようです、なにより思いが 「あれを思いこれを感じ、そっちの考え

も考慮の範囲」 という調子でまとまっていません。 ただ 「俳句と3・11以

降」 が日本人の 「自然観の復興」 という点で通じているという感じでいます。

 

 今夜も、官邸前国会前を人びとが埋めています。

 「日本には何があるのか」 の問いかけは、3・11以降の日本社会のありよう

を、60余年前の設問を今の時点で再設定されたものと考えます。

 そういう視点も入れて “『即時原発ゼロ』の実現を ー 日本共産党の提言 ”

も読みとってみようと思います。