テレビを見ていると妻が二階に上がってきて、地震だよと言います。チャン
ネルを切り替えると画面に地震情報、「揺れているでしょう」と言われて揺れ
に気づきました、午後5時20分頃の地震です。
三陸沖を震源とするM7.3、「3・11大地震」の余震とみられます。夜のNH
Kの解説で、今日の地震の震源は日本海溝の外側(太平洋プレート)で、大
地震は北米プレート(日本列島の北海道と東北・関東部分の「載っている」プ
レート)と太平洋プレートの境目で起きたのですが、大地震に対応して起きる
地震(解説で専門家はペアとなるべき地震と説明)としてはMが小さい。本震
よりM1小さい位の規模の地震が起きる可能性があると、述べていました。
「3・11大地震」から2年も経たないわけですが、自然界の尺度ではなく、
人間界のそれも日時を単位としている者の「常識的尺度」で、なんとなく余震
は収まったと思っていたところでのM7.3です。そしてさらに規模の大きい地
震の可能性が指摘されているのです。
「3・11大地震」の直後、ある漁師の「海に裏切られた」との言葉をテレ
ビで聞いた時、「いや、裏切ったのではない、警告したのだ」と思ったの
ですが、「自然界の姿・声」を警告として認識できる「科学の耳目」を、日
常の生活のなかでも身に付ける工夫が必要なのです。