日本共産党の雑誌「前衛」に不破哲三さんが「スターリン秘史―巨悪の成
立と展開」を連載し始めました。
不破さんによる「スターリンの大国主義研究」を心待ちにしていました。
2010年11月から12月にかけて、読売新聞に不破哲三「時代の証言」と
いうインタビュー記事が連載されていましたが、私はそれを知りませんでし
た。 翌年に入ってある人から連載の切り抜きをいただいたのです。
そこに不破さんがその時点で、「私自身の理論研究のことですが、大きな
主題をいくつか持っています。」として、「一つはスターリンの大国主義の歴
史です」と挙げておられました。 「もう一つは、『資本論』の形成過程の研究
です」。
もう一つの方はすでに雑誌「経済」での連載を終え、一年前・2012年1月
に発刊された 『『資本論』はどのようにして形成されたか』です。 この本も
不破さんの「資本論」研究の到達点を示すものになっていますが、「スターリ
ン秘史」は、不破さんがインタビューのなかで述べているように「(この研究
のなかで)新たな脈絡が究明されれば、少なくても世界史のある部分の書
き変えが必要になるかもしれない」という内容を示すことでしょう。
こらから読み進めていくうちにこのkaeru的感想など「つぶやく」ことになり
そうなので、新たな「カテゴリー」とやらをつくります。この「つぶやき」のカテ
ゴリー、なんのことやら分からぬ分類になっています。いずれ整理したいと
思っていますが、とりあえず「不破・スターリン秘史」にもお付き合い下さい。