kaeruのつぶやき

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松島やああ松島や松島や

2013-01-16 22:20:10 | kaeruの「おくのほそ道」

 松島はこの句のように詠嘆するほかのない美しさだ、という意味。

 この詠み手を芭蕉だという俗説は誤り、実際は江戸後期の相模国に住ん

でいた狂歌師・田原坊が<松島やさてまつしまや松島や>というかたちで

作り、『松島図誌』に掲載され、後に中七「ああ松島や」の形で広まった句。

もはや俳諧の発句ではなく、流行語というべきか。

 以上『三省堂 名歌名句辞典』による。

 

 松島は日本三景の一つで大小260余の小島が点在し、芭蕉は雄島を訪

ね島のさまを「おくのそほ道」に記しています。そのあと、瑞岩寺(現・瑞巌寺)

に詣でました。

 これら名勝・松島や国宝瑞巌寺は、3・11に被災しました。松島は津波の

汚泥に襲われ、観光客が被災して瑞巌寺に避難しました。湾内の島の一部

が崩落し、島と島を結ぶ橋が壊れたりしましたが、風評被害が甚大でした。

 一方、瑞巌寺は本堂の被害はなく、国宝の庫裏と廊下の壁に数ヶ所にひび

が入りました。

 松島湾を周遊する遊覧船は、行方不明者の捜索を続けていましたが、現在

では完全に震災前の眺望を回復しています。

 (3・11関係の7行は徳間書店発行「Townmook おくのほそ道」による)

 

 歩き続けているkaeru君は、昨日塩釜に到着し、松島まで8・4km歩数で

12,172歩というところまできていました。今日仕事は休みでしたので、バス

に乗らずに歩くなどして、1万4千歩以上歩きましたので今夜は松島泊まり。