kaeruのつぶやき

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ヨイトマケの唄、「じかたびの詩 みち」

2013-01-29 23:28:33 | 本のひと言

 暮れの紅白歌合戦で美輪明宏の「ヨイトマケの唄」が大変反響をよび、

一日で2万件の書き込み、「白組で最も印象に残ったアーティストは?」

の問いに「美輪明宏が42%」と、という圧倒的な数字を示しました。

 私は当日視聴できませんでしたので、昨夜ITで見聴き、なるほど分か

る!の感想です。よろしければ下記で、見聴きして下さい。

(下記URLをドラッグし右クリックしてみて下さい、該当ページに移動できます)

http://www.youtube.com/watch?v=j7ncJpQj8Hg

 

 次の詩は 『じかたびの詩』 から (1971年4月小学校6年生の女子)

 

        み   ち              奥田 育子 (福岡・田川市)

 

  お母さんの仕事は 道をきれいにする仕事だ でこぼこの道をけずったり

  じゃりをまいたり 道の横の草をかったりする ほそうをし、みぞを作り

  町や村の人によろこんでもらう仕事だ

 

  わたしの家にも “みち” がある お父さんが死んで、悲しかった道

  小さな子どもを育てた、苦しかった道

  兄ちゃんは就職、わたしは六年生 やっときた、なだらかな道

  でも、兄ちゃんが およめさんをもらい

  わたしがおよめさんにいったりする坂道が待っている

 

  お母さんにも、失対うちきりという、怒りの道がきた

  お母さんは政府に要請ハガキを書いて

  どこまでもつづく、正しい道を きりひらくといっている

  

  お母さん、がんばれ! 

  わたしの家に明るく  しあわせな “みち” ができるまで  

 

  (今夜は詩の紹介だけで、育子さんの「言葉」と全日自労については

   明日に、なお詩の行分けは変えてあります)