暮れの紅白歌合戦で美輪明宏の「ヨイトマケの唄」が大変反響をよび、
一日で2万件の書き込み、「白組で最も印象に残ったアーティストは?」
の問いに「美輪明宏が42%」と、という圧倒的な数字を示しました。
私は当日視聴できませんでしたので、昨夜ITで見聴き、なるほど分か
る!の感想です。よろしければ下記で、見聴きして下さい。
(下記URLをドラッグし右クリックしてみて下さい、該当ページに移動できます)
http://www.youtube.com/watch?v=j7ncJpQj8Hg
次の詩は 『じかたびの詩』 から (1971年4月小学校6年生の女子)
み ち 奥田 育子 (福岡・田川市)
お母さんの仕事は 道をきれいにする仕事だ でこぼこの道をけずったり
じゃりをまいたり 道の横の草をかったりする ほそうをし、みぞを作り
町や村の人によろこんでもらう仕事だ
わたしの家にも “みち” がある お父さんが死んで、悲しかった道
小さな子どもを育てた、苦しかった道
兄ちゃんは就職、わたしは六年生 やっときた、なだらかな道
でも、兄ちゃんが およめさんをもらい
わたしがおよめさんにいったりする坂道が待っている
お母さんにも、失対うちきりという、怒りの道がきた
お母さんは政府に要請ハガキを書いて
どこまでもつづく、正しい道を きりひらくといっている
お母さん、がんばれ!
わたしの家に明るく しあわせな “みち” ができるまで
(今夜は詩の紹介だけで、育子さんの「言葉」と全日自労については
明日に、なお詩の行分けは変えてあります)