kaeruのつぶやき

日々のつぶやきにお付き合い下さい

仏の守り、神の加護。

2013-01-27 21:50:07 | 葉山そして人

2012-07-25 の「kaeruのつぶやき」に

「昼食を共にした坊さんと俳句の話をしてきた」と書きました。

 

 その坊さんが大怪我をしました。

 昨年の暮の26日、自宅の目の前の崖地の木立に溜まった枯葉の山を

きれいにしたいと仲間と7mほど上から掻き落している時、体の向きを変

えた瞬間すべり落ちました。

 打ちどころが悪けれが即死、幸いというべきか両脚骨折で命が助かり

ました。見舞いに行った人に「神の加護によって」助かったと述べたそう

です。私が見舞ったときもそう言っていました。この坊さんは僧侶ではあ

るが寺の住職ではありません。フリーの坊さんという言葉があるのか分

かりませんが、そういう状況の坊さんです。

 そういう状況であっても坊さんは坊さんです、何よりも仏に守られてとい

うのが自然だと思うのですが、実際にはそうではなかったのです。あまりこ

だわることもないのかも知れませんが、意外な感じがしたので触れてみま

した。この坊さんは北陸のある地方都市の出身だそうですが、私と故郷の

話になったとき郷土を出て一度も戻っていない、とのことで何かの事情が

あるのだろうと思いそれ以上の話にならなかったのです。

 

 それにしてもこの人にとってもこの町が、終焉の地になることはほぼ間違

いないでしょう。お互いが人生の最終期を共にし合う縁を通じて、お互いの

精神史につい知りあう機会になればと思います。