○現在地 石巻に到着しました。 (11月23日着信)
○次の目的地 登米
○次の目的地までの距離 29.9km
○次の目的地までの歩数 40,055歩で達成です。
歩いていれば変化が生まれます。それが自分の求めていたことか、自分とし
ては避けたかったことかは別にして。歩かなければ、変化は先方からやって来、
その場合こちらは受け身にならざるを得ません、歩いていての災難は避けうる
可能性がありますが。
架空の旅でも、歩数と距離によって着くべき所に着く、ということで今回は石巻。
この地については、NHKの 日めくり奥の細道=復興と祭り/石巻
2013-06-26 が最近の映像を見せてくれています。画面では見にくいのですが
祭りとその背景を見て下さい。
長谷川さんの 『震災歌集』・『震災句集』 から 「いのちの歌と言葉および俳句」。
短歌二首
かりそめに死者二万人などといふなかれ親あり子ありはらからあるを
みちみてる嘆きの声のその中に今生まれたる赤子の声きこゆ
言葉
俳人や歌人の中には戦争や大災害は俳句や短歌にすべきではないと考えている人もいる。
しかし私は人々の言葉にならない喜びや悲しみを俳句や短歌にできないで何が詩歌かと思う。
詩歌はつねに人々のそばに寄り添っていなくてはならない。
俳句三句
大津波死ぬも生くるも朧かな
天地変いのちのかぎり咲く桜
列なして歩む民あり死やかくもあまたの者を滅ぼさんとは ダンテ『神曲』 迎へ火や海の底ゆく死者の列