曾於市(鹿児島県) 池田市長が退任 [ 7/30 19:37 KYT鹿児島読売テレビ]
今月21日の曽於市長選挙で敗れた池田孝市長が任期満了のため、30日庁舎を後にした。曽於市の池田市長は、3町が合併した平成17年から2期8年にわたり市長を務め、小中高校のすべての学級に電子黒板を設置するなど教育にも力を注いだ。今月21日の市長選挙では、新人で共産党員の前市議五位塚剛さんとの一騎打ちに。曽於市が約13億円を投じ進めているパークゴルフ場、フラワーパーク事業を争点に中止を訴えた五位塚さんが、池田市長を破り初当選した。池田市長は「これからだという時に、つまずいてしまった。少し心残りだが、政策的に考えると10年後にあのとき作っておけばよかったと思う日がくるのではと思っている」と話した。池田市長の退任に伴い副市長2人も辞職した。 (文中下線はkaeruによる)
上の記事は鹿児島県曾於市の市長選挙後、前市長の退任を報じた地元のTV局のものです。
そして、下の写真は、現市長のインタビュー記事で昨年暮れの30日「しんぶん 赤旗」に載った
ものです。このなかでの五位塚市長のコメントの幾つかを抜き書きしておきます。(一部略)
九州初の共産党員市長 鹿児島県曾於 五位塚剛さん(59)に聞く
その1。 最大の公約だったフラワーパーク(花公園)建設をこの12月議会で中止することができました。保守系を含むほとんどの議員が民意をくんで賛成した結果で、市民の勝利です。最初の9月議会では、花公園の跡地利用の市民検討委員会設置予算が認められず、副市長人事も同意を得られませんでした。
その2. 市民の皆さんが私を支える議員を増やそうと、11月の市議選で議会勢力を大きく変えました。この12月議会で議長を除く19人中18人の圧倒的多数で花公園整備事業費3億1000万円を予算から削除し、跡地利用委員会の設置、副市長人事も決まりました。議会の変化を実感しています。
その3. 公約の二つ目、75歳以上全員に敬老祝い金支給は、9月予算枠内で実現。暖かいお弁当を毎年食べていただきたいと、職員350人で手分けし、9000人のお年寄りを直接訪ね大変歓迎され、職員にとっても喜びになりました。今後は高齢化・少子化対策に力を注ぎ、中学卒業まで無料の医療費は高校卒まで、現在平均1万8000円の保育料は1万円にしていきたいです。
その4。 農畜産業が基幹産業なので、農家の所得を増やすためにも漬物など加工品製造などにも取り組んでいきたい、街の発展のために市民の皆さんと知恵を出し合い、力を尽くしていきたいと思っています。