「てんがらもん149回」 ← ここです。
kaeruの日常の生活のなかで日本舞踊の家元の話を聞き、それについて
の感想を書くということは思いもよらないことでした。 それほどそういう世界
とは縁がありませんでしたから。
しかし、私が鹿児島市の伊敷団地に住んでいたらとっくの昔にそういう気持
ちは無くなっていたでしょう。 今日のゲスト大田流家元大田絹子さんの話から
遅まきながらも、日本舞踊というものが私たちの生活のなかで生き生きと拡が
りをもっているものだと感じました。
今日の番組を視聴していただきたいのですが、これを見て貰えれば大田さんの
目指す日本舞踊についての理解の一助になると思います、村永さんのブログです。
FMてんがらもん149回目終了報告・夜はメサイアです・桜島とお花さん
このなかに大田さんの地元での活動紹介文があります。 年間14~15回の老人施
設を中心とし舞踊を通じての交流をはじめ会員(生徒さん)ととにもに地域にと
け込んで舞踊をすすめる喜びを広げています。
このような活動に至る切っ掛けは幾つもあるでしょうが、お話の中で印象に残っ
ているのが二つあります。ひとつは生徒さんに教えられてきた、という言葉です。
私などの理解では、舞踊の家元となると一貫して上から目線で生徒ならぬ師匠と弟
子という関係で接していると思います。
しかし、教育者の本質は教える者から教えられる、というところにあるでしょう。
大田さんはそういう教育者でした。
もうひとつは、「中央に出て立派な舞台に立つことを捨てて」という言葉です。
多分そういう機会もあったのでしょう、しかし選択したのは別の舞台でした。
それは鹿児島の一地域に定着しつつある、地域文化ともいえる日本舞踊です。
身体を自由に動かし、身体の機能の発展を楽しく極めていくこと、同時に日本
舞踊の伝統である礼を重んずる精神を育成すること。そういう日本舞踊を広げる
地元が舞台です。
鍛練を積み重ねることによって人の身体は、こうしなやかなになれるというこ
とを示しているのが先ほどの村永さんのブログで拝見しました大田さんの立ち姿
です。しゃんとした背筋と身についたしなやかさ、は紛れもなく日本舞踊の家元
の姿です、この日が誕生日だったそうです、おめでとうございます。
干支で兎だと言われてました。