kaeruのつぶやき

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冬の薔薇 ー 2 ー。

2015-01-21 19:46:43 | kaeruの五七五

   

  「第二弾!」の発行は2014年9月26日で一週間も経たない10月2日に第2刷

です、「第一弾」が2013年4月でした。

 「第一弾」 の表紙に記されている俳句は、

   いじめられ いきたし行けぬ 春の雨   です。

そして、「第二弾」 には12歳で詠んだ、

   冬の薔薇 立ち向かうこと 恐れずに  です。

「いじめられ」を詠んだのは何歳なのか、

ー11歳、不登校の少年。生きる希望は俳句を詠むこと。-

と書かれているし

   いじめられ土手に蒲公英一人つむ  が11歳で詠んだと記されていますから

この句も11歳で詠んだと考えても間違いはないでしょう。

 すると、11歳から12歳にかけての小林凛君(西村凛太郎君)の成長を見事に表わ

していることに気付きます。 そして俳句がいかにこの少年の成長を支えたかを教え

てくれます。

 

 この本の読みどころといえば全てだと言えますが、まずお母さんの文章が心に残り

ます。

≪初めての句集 『ランドセル俳人の五・七・五』 を出版した後、多くの方々に温かい

お心をいただいた。 感謝の思いで胸を一杯にした息子は、晴れ晴れとした気持ちで

ランドセルを肩から下した。 そしてやはり感謝の気持ちで胸が一杯の母は、 この夏、

凛に背丈を抜かれた。 九四四グラムで生まれてきた我が子に。≫

 凛君の俳句、12歳の秋

   背が高くなったと言われ秋の暮

 13歳の夏、

   凛々と十三歳の夏来る