「第二弾!」の発行は2014年9月26日で一週間も経たない10月2日に第2刷
です、「第一弾」が2013年4月でした。
「第一弾」 の表紙に記されている俳句は、
いじめられ いきたし行けぬ 春の雨 です。
そして、「第二弾」 には12歳で詠んだ、
冬の薔薇 立ち向かうこと 恐れずに です。
「いじめられ」を詠んだのは何歳なのか、
ー11歳、不登校の少年。生きる希望は俳句を詠むこと。-
と書かれているし
いじめられ土手に蒲公英一人つむ が11歳で詠んだと記されていますから
この句も11歳で詠んだと考えても間違いはないでしょう。
すると、11歳から12歳にかけての小林凛君(西村凛太郎君)の成長を見事に表わ
していることに気付きます。 そして俳句がいかにこの少年の成長を支えたかを教え
てくれます。
この本の読みどころといえば全てだと言えますが、まずお母さんの文章が心に残り
ます。
≪初めての句集 『ランドセル俳人の五・七・五』 を出版した後、多くの方々に温かい
お心をいただいた。 感謝の思いで胸を一杯にした息子は、晴れ晴れとした気持ちで
ランドセルを肩から下した。 そしてやはり感謝の気持ちで胸が一杯の母は、 この夏、
凛に背丈を抜かれた。 九四四グラムで生まれてきた我が子に。≫
凛君の俳句、12歳の秋
背が高くなったと言われ秋の暮
13歳の夏、
凛々と十三歳の夏来る