今回のゲスト・川畑千鶴子さんは1級建築士です。でもお話はもう一つの「薩摩
街道めぐり隊」という肩書での内容でした。
番組はここで ⇒ http://www.ustream.tv/recorded/58152540
私の住んでいる三浦半島は、ヤマトタケルの伝説の地・横須賀の走水(はしりみず)
に抜ける道・古東海道があったと考えられています。葉山町の葉山という地名も当
時の駅におかれていた駅馬(はゆま)に由来するという説もあります。
そんなことで以前から「道」に関心を持っていましたので、川畑さんと斎藤さんの
お話を大変興味深く聞きました。 そして、歴史家とか考古学者の語る道路の話だけ
でなく、建築の専門家によって語られることで道の話はいっそう興味深くなるもの
だと感じました。人の生活を結び付けるのが道ですから、当然建物との関係は深い
わけです。
薩摩街道についての話で確か伊集院でのことだったか、街道の跡を訪ね人つてに
聞き探して行ったら竹やぶのなかで陥没していたとのことでした。
街道巡りが決して出来ている道路を歩くだけでなく「道なき道を探り歩く、よじ
登る、沼地をビニールで足を包み抜けて行く」などの道程だそうです。それは、
現代人としてここが先人の歩いた道だ、と確認しあらためて道の掘り起こしをす
る作業だと感じます。
何よりも興味深く聞いたのは、薩摩街道を歩き抜け、江戸・東京日本橋に向けて
歩き、現在山陽道の広島まで歩き着いたというお話です。川畑さんがその様子を
ご自分のブログなどで報告しておられたら、と思ったりします。
さて、この薩摩街道をめぐる見所は向井さんの知恵袋のなかに入っているでしょう
か。話を聞けば聞くほど薩摩の国・鹿児島にひかれる度合いが増すばかりです。