「早いもので今年も一ヶ月が過ぎました」との常套句ではじめても
おもしろ味もありません。
ならば「冬の薔薇」や「古道」の続きをつぶやこうかと思いましたが、
今日の健康診断に備えて朝メシ抜きその体で小父さん宅の粗大ごみ出し
を手伝って、保健所に行ってバリユムをのんでレントゲン技士のおねえ
さんの声が聴きづらく、何回も体を回し、やっと終わって、急いでたら
ふくお腹に入れて、一休みしてから歩いた距離が2万5千歩分。
というわけで、短く「1月31日の詩」
私の耳は貝のから
海の響をなつかしむ
堀口大學訳、コクトー
大岡信『折々のうた 三六五日』 より。