kaeruのつぶやき

日々のつぶやきにお付き合い下さい

「冬の薔薇」ー5ー 小野江小学校から。

2015-01-26 19:23:30 | kaeruの五七五

ー4ー(24日分)に紹介した写真では、読めないと思いますので「小

林凜さんへ」という小野江小学校六年の担任の草分先生の文章をそ

のまま記します。

《小林凜さんへ

三重県松阪市にある小野江小学校の6年生です。

6年生で俳句を勉強したとき、凜さんの『ランドセル俳人の五・七

・五』を教材に使わせていただきました。いくつかの俳句を抜粋さ

せていただいたのですが、教科書に掲載されている松尾芭蕉や高浜

虚子といった俳人の句より、ずっと興味を持ち、一生懸命感想も書

きました。みんな俳句が大好きになりましたよ。凜さんのおかげで

す。そして、元気と勇気をもらいました。ありがとう。

勉強させていただいたので、感想を手紙にしました。同じ6年生の

凜さんに、みんなが元気をもらって勉強させてもらったことが伝わ

ればいいなと思っています。

うちのクラスは、元気すぎてケンカや衝突もよく起きてしまいます

が、休み時間はみんなで遊んでいます。イジメとか言葉の暴力につ

いても考えさせられました。いろいろあっても、みんなやさしい気

持ちを持っています。

凜さんがうちのクラスに遊びに来てくれたら、みんな大喜びで歓迎

します。遊びに来てもらえたら嬉しいです。

             小野江小学校6年担任    草分京子  》

 

感想文のひとつ

《小林凜さんへ     小野江小学校6年    一丸由衣

私は『ランドセル俳人の五・七・五』の俳句を詠(ママ)んで、凜さん

が虫のことが好きで、こんな俳句を作っているのかなと思いました。

よく読んでみたら、小さくてあまり目立たない虫の気持ちが書いてあ

るので、虫の気持ちになっているんだと気づきました。でも、少し疑

問に思ったのは、「成虫になれず無念のかぶと虫」や「捨てられし菜

のはな瓶でよみがえり」という俳句で、「無念」とか「捨てられし」

とあって、幸せの感情を感じられませんでした。その後、凜さんがい

じめを受けていたことがわかりました。それを知って、「苦境でも力

一杯姫女苑」の意味を理解しました。雨の中、風の中でもくたばらず

力一杯生きているという俳句なのかなと思いました。あまり思いつか

ないような俳句が書いてあってすごいなと思います。私も凜さんみた

いにすごい俳句を作ってみたいです。》