大下英治さんの『日本共産党秘録』の広告を紹介したのは、7月18日の『日本共産党秘録』でした。昨日逗子駅前の本屋にありましたので入手、『日本共産党の深層』と一緒に並べてみました。
前書の『日本共産党の深層』は2014年2月刊、今回の『秘録』は2016年7月刊です。本の帯の言葉にこの間の政治の動きが出ています。『深層』では「共産党が政権を狙う日」『秘録』では「共産党が政権を獲る日。本の帯は店に来たお客が「思わず手に取りたくなるキャッチコピー」です、あるいは著者の本音が凝縮された一言です。
「政権を狙う日」が「獲る日」に「発展」したのは言うまでもなく参議院選挙での全1人区での野党共闘候補擁立です。その結果の11の選挙区での野党共闘候補の勝利はこの本が店頭に出た頃の情勢でした。さて、この11選挙区での勝利がどんな意味を持つかについては明日「しんぶん赤旗 日曜版」9/4に基づいて考えてみたいと思います。
今日は松本善明さんのことにふれます、と言いますのは『秘録』の128頁に、【 昭和二〇年八月六日午前八時、松本は、教室で教官の訓示を聞いていた。時計の針が八時一五分をまわろうとしたときだった。】と広島県江田島の海軍兵学校での体験が語られているからです。
八月六日の「つぶやき」で毎月の六日には広島忌を詠んだ俳句を紹介したいと書きました、今夜は松本善明さんの話に広島への思いを託したい思います。
この本での松本善明さんに関する部分は『深層』の該当部分と変わりません、久しぶりに松本善明さんのブログを覗いてみました。6月1日のブログですが、前月に松本善明さんの卒寿を祝う会が松島で行われたのです。そのときの講演している姿を下に紹介しておきます。
まず松本さんの「長生きをすればそれだけで多くの人を激励することが出来る」という言葉です。そう言い得るような長生きをしなければ、と思います。また卒寿のお祝いの会で松本さんも「政権を目指す共産党になった」と言われ参加者も「しっかりと受け止めます」と受けています。
昨日触れた黒田先生にも通じますが、かくあるべき90歳100歳を目指したいと思います。