まずは今日が立春で今日から春です、そこで
我が家の玄関前の小さな梅の木、花が咲いています、
がこちらは
庭の大きな梅には花が一つも無い、よく見れば
枝々に蕾が……、あと二、三日待って欲しい、という感じです。
暖かい日が続けば良いのですが。
ここまでは我が家の春だより、こちらは暦の成り立ちの話です。
「ブリタニカ国際大百科事典」で暦を開いたら予期せぬ解説が冒頭にありました。
借入金とか未払金とか買掛金などなど、相手側では貸付金、未収入金、売掛金などなど、これらの決済に関わる「時の契約」がカレンダーの始まりだったのです。
一日のうちの「何時」とか「何時から何時間」という約束が時間単位を必要にしたのが、交易という余剰生産を前提にした社会的行為でした。
そして、
書かれているのを写します、
「週は完全に人為的な時間の区分で、一定の日数の繰返しという以外には、天文学的現象や自然現象とはなんの関係もない。週という概念の発端もやはり商業に由来している。これは定期的な交易を行うまでに進歩した古代の人々の間で発生したもので、最初は市の立つ日の間隔として現れた。」
なるほど、そうだったのですね。
二月一日の旧正月のこと、昨日の節分そして今日は立春、旧暦に添った季節感やひと昔の暮らしに関する話として触れてきたようですが、やはり生活の本質としての経済に暦も根ざしていました。