花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

鎌倉日帰り旅行(1)

2005-10-10 22:45:44 | 国内旅行
ゲストのRUNさんの掲示板で神奈川県立近代美術館葉山館で「シュヴァンクマイエル展」があることを知った。以前、クエイ兄弟のパペット・アニメを観てシュヴァンクマイエルに興味を持っていたので、ぜひ観たいと思った。ちょうどゲストのokiさんから小瀧美術館の招待券も頂戴していたので、抱き合わせ鎌倉行きを企画する。
まずは…と言うことで、鎌倉に住む会社のNさんにジモティ情報を求めた。するとアッシーさまになってくださるとのこと(^^)v

さて、湘南は初めてという田舎者の花耀亭が周ったコースは…
小瀧美術館(北鎌倉)→ 逗子アリーナ見物 → CANTINAで昼食 → 神奈川県立近代美術館葉山館 → ホテル音羽の森でお茶 → 鎌倉(解散)


<小瀧美術館>
「20世紀の遺産ムラーノ・ガラス―息づくガラスの人形展」
http://www.kotaki-museo.com/index.html

北鎌倉駅すぐ側にある20世紀ヴェネツィア・ガラス作品を展示してあるこじんまりとした美術館だ。今回の特集はガラスの人形で、様々なスタイルと造形の作品が展示されたいた。

フラビオ・ポーリのデザインによるセクーゾ・ヴェトリ・ダルテ工房の「コロンピーナ」と「ピエロ」は、いかにもムラーノ・ガラスらしい金粉交じりの繊細で軽やかな手作り曲線で装飾された、陽気な雰囲気と衣装が印象的な作品だった。人形の顔には黒のマスクがつけられており、ヴァネツィアのカーニヴアルを連想させる。同じポーリの「恥じらい」は一転して透明ガラスの彫像とも言うべきシンプルな小像だ。裸の女性が恥ずかしげに手で顔と身体をかくしている。ガラスをみごとに扱った完成された造形である。

アルフレード・バルビーニのデザインによるヴァムサ工房の「サラマンダー」はまったりとした光沢のガラスの肌合いが気に入った。一口にヴェネツィア・ガラスと言っても様々な質感と造形を見せてくれる。そのなかでも一際目を惹いたのはピノ・シニョレットと工房による「シャム猫のファミリー」だった。お母さん猫と四匹の子猫たちが愛らしい仕草を見せている。ガラスとは思えないほど表情豊かな造形で、観ているこちらまで楽しくなる。そのうえ、手前端の子猫の前には何とガラスの魚の骨が置いてあり、思わずニヤリとしてしまった(笑)

1階は特集展示室になっていたが、2階はアンティークのヴェネツィアン・ビーズや装飾ジュエリーが展示されたいる。色彩豊かな小さなビーズの一粒一粒に施された更に繊細緻密な装飾…薔薇の花に金の装飾など思わず唸ってしまった。ビーズの素材感も色彩デザインも実に様々だ。美しいガラスビーズは今でも愛好されており、趣味でーズ作品を作る方々も多いようだ。
ヴェネツィアン・ビーズの装飾品の他にも、2階の一番奥にはシャネルやディオールのジュエリーなども展示されており、きっとこれらのコレクションを収集した方は美しく繊細なものを好む女性なのだろうと思いながら、吹き抜けの2階から1階のショップを見ようとした時、一番素晴らしい作品を見つけてしまった!何と天井から豪華なヴェネツィアングラスのシャンデリアが…!!

実は、北鎌倉にこんな素敵な美術館があることを知らなかった花耀亭だった(^^ゞ。招待券を下さったゲストのokiさん、ありがとうございました!


次に電車で鎌倉に移動して、Nさんの車に拾ってもらい、鎌倉から海岸沿いに葉山の方に向かった。

<逗子マリーナ>
http://www.riviera-r.jp/zushi-marina/
はーっ、日本のリビエラだそうだ(・・;)。道路沿いにパームツリーが並んでいて、日本じゃないみたいにオシャレ。ヨットやクルーザー遊びをする余裕のある人たちが結構いるらしい。敷地内のマンションは殆ど別荘になっているようだ。夏は混むようだが、小雨が降っている秋ということもあり人影もまばらである。ふ~ん、日本にもこーゆーところがあったのね…と田舎者の花耀亭はしきりに感心してしまった。

<CANTINA> 
http://www.cantina-zushi.com/index.html
材木座海岸正面にあるピザ・レストラン。海の見える窓際の席でお食事。地元で漁れた魚介類がどっさりの特製ペッシ・カンティーナやしらすのサラダが美味しかった!このお料理だったら白ワインが飲みたいよね~、と言いつつも、アッシーさまに遠慮して飲めなかった(^^;
食べたもの:真鯛のカルパッチョ、釜上げしらすと海草のサラダ、ピッツァ・ペッシ・カンティーナ、フカヒレとからすみのアーリオーリオ、紅茶。

(続く)