ゲストのむろさんさん情報によると、「メトロポリタン美術館展」が東京の国立新美術館に巡回予定だとのこと!!(むろさんさんに感謝です!!)
確かに!独立行政法人国立美術館の2021年度計画の表P34に「国立新美術館 企画展 メトロポリタン美術館展(仮称) 2/9(水)~ 5/30(月)(2022.2.9~5.30の97日間)」と出ている。
http://www.artmuseums.go.jp/04/0404-2021.pdf
◆「メトロポリタン美術館展(仮称)」
・会期:2022年2月9日(水)~5月30日(月)
・会場:国立新美術館
東京に巡回するのなら本当に嬉しい!!。
なお、むろさんさんもご指摘されているように、ほぼ同時期に同じ国立新美術館で「オルセー美術館展(仮称)」も開催予定になっている。
◆「オルセー美術館展(仮称)」
・会期:2022年2月2日(水)~5月9日(月)
・会場:国立新美術館
まるで、プラド美術館での「ボス展」と「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展」の重なりのようで嬉しくなるのだわ
*日本テレビの計画は2034年までに計6回のルーブル美術館展を開催
https://www.ntv.co.jp/louvre2015/special/sp01.html
ということで、西洋美術館が長期休館中である今、国立新美術館の西洋美術展覧会にますます期待が膨らむところです。妄想・希望(夢?)ばかり先走ってしまいましたが、これらの夢が実現されることを祈っています。
で、むろさんさん、なるほどです!! 資料を詳細にチェックされましたね(笑)。日本テレビ主催「愛をテーマにしたルーヴル美術館展」はあり得ると思います。 むろさんさんのご希望通り、ボッティチェッリ作品が来日すると良いですね(^^)
ルーヴルの美術品は層が厚いので、「愛」のイメージでどんな展開になるのか、今からワクワク楽しみです♪
あるイタリア美術関係のブログを見ていたら、カラヴァッジョ?のエッケ・ホモが競売阻止騒ぎ という記事があったそうです。既にご存知かもしれませんが、取り急ぎご連絡まで。
https://www.afpbb.com/articles/-/3341160?act=all
https://www.artribune.com/arti-visive/archeologia-arte-antica/2021/04/dipinto-attribuito-caravaggio-asta-1500-euro-spagna/
この《エッケ・ホモ》が果たしてカラヴァッジョ真作なのか? やはり、自分の眼で確かめたくなりますよね(;'∀')
カポディモンテ美術館《キリストの笞打ち》に似ているような気もしますが、ナポリのカラヴァッジェスキ作品の可能性もあるような気がします。
今後、作品をより詳しく調査するでしょうから、新しい発見も期待できるかもしれませんね。
むろさんさん、いつも貴重な情報をありがとうございます!!
https://bijutsutecho.com/magazine/news/exhibition/23885
むろさんさん情報のおかげで、いち早く知ることができてラッキーでした(^^)v
私も本当に楽しみです!!!
https://www.nact.jp/exhibition_special/
もしかして、展覧会ドタキャンのトラウマのせいだったり??(;'∀')
https://www.qagoma.qld.gov.jp/whats-on/exhibitions/european-masterpieces
https://blog.qagoma.qld.gov.jp/devotion-and-renaissance-european-masterpieces-from-the-metropolitan-museum-of-art-new-york/
https://blog.qagoma.qld.gov.jp/absolutism-and-enlightenment-european-masterpieces-from-metropolitan-museum-of-art-new-york/
5/27と5/29のブログに出たので、残る1章分も近いうちに公表されると思います。このオーストラリア出品作の全てが日本に来るのかは分かりませんが、このご時世ですから多分変更はないと思っています。
※gooブログの投稿禁止規定の関係で、ドメインのauが使えないようなので、auをjpに変更して投稿しています。上記URLのjpをauに変更してからクリックしてください。
肝心の私が見たいフィリッポ・リッピとクリヴェッリですが、ともに聖母子であり予想していた通りで一安心です。リッピのカタログレゾネ(J.Ruda 1993)やMetで昔買った同館所蔵のイタリア・スペイン・ルネサンス美術作品解説本(1987)、ライトボーンのクリヴェッリ研究書(ただしコピー)など、英語版ですが、この2点に関する本は何冊かあるので、東京展までにはこれらの本の関連部分をしっかり読んでおくつもりです。
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/436895
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/436052
出品作のうち、ダヴィデ・ギルランダイオ(ドメニコの弟)の女性像(Selvaggia Sassetti)は、ドメニコがフィレンツェのサンタ・トリニタに描いたフレスコ画の注文主フランチェスコ・サセッティの妹の肖像画のようですから、他にドメニコが描いたこの女性像があれば、似ているかどうかなど、いろいろ気になることもあるので、これも課題です。なお、上記Metで買った本では「ドメニコ・ギルランダイオ作」「多分フランチェスコ・サセッティの娘」となっていました。Met所蔵のクリヴェッリの玉座の聖母子のケースで、以前はクリヴェッリ作とされていたのに、最近のMetのHPでは別の画家となっている絵があります(Lehman col.由来で、市松模様の台座に載っている絵)。この辺の判定はキース・クリスチャンセンが主導しているのだと思いますが、ギルランダイオも同様の見直しかと思います。肖像主が誰であるかと合わせ、作者の判定についても開催日までの課題としておきます。なお、この絵は以前来日したことがあるかもしれません(未確認です)。
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/436491
また、ティツィアーノの「ヴィーナスとアドニス」ですが、Rizzoli集英社版ティツィアーノ(1975、原書は1969)のカタログで確認したら、同様の絵が全部で5枚あり、プラドとLNGバージョンは真筆、MetとWNGバージョンは「一部協力者の手が入っていると考えられる作品」、ローマ・バルベリーニバージョンは工房作またはコピーとなっていました。ダナエやマグダラのマリア、ヴィーナスとオルガン奏者などのティツィアーノ作品と同様、何枚も作られたものの1枚であり、Rizzoliの記載に従えば出来が良い方の作品と考えていいと思います。
その他の出品作で見たい絵は、クラーナハのパリスの審判。以前ご紹介したクラーナハの作品リスト(下記URL)で、パリスの審判を検索したら18件出てきました。Met作品がどの程度の位置づけなのか(真筆か工房作か)よく分らないので、ご興味があれば比較してみてください。私はそのうち余裕ができたら確認します。
https://lucascranach.org/gallery
https://lucascranach.org/US_MMANY_28-221
なお、このサイトでユディト関係を検索すると41件出てきて、そのうち西美の作品は下記URL。未だにPrivate Collectionと書かれていて、西美が購入したというデータは反映されていません。別項目で書かれている山形美術館の講演会に参加され、この西美作品について何か面白い話があったら、ブログでご紹介ください。
https://lucascranach.org/PRIVATE_NONE-P121
福富太郎コレクション展の後、今年いっぱいは東博の聖林寺十一面観音展、聖徳太子と法隆寺展、最澄と天台宗展と見に行く予定の日本美術の展覧会が続き、そのための準備もあるので、Met展の準備は11月頃からになりそうです。
多分、ブリスベン展の展示作品がそのまま日本に巡回するのでしょうね(期待♪)。初期ネーデルラント作品が並ぶのも貴重だと思いますし。
むろさんさんはお目当て作品♪について着々と事前の調べ方に傾注されてますね!! 私も見習わなくては(汗)。
ブログでの作品群を見ていても、やはり私的にはカラヴァッジョとラ・トゥールが一番の楽しみです。動画に並んで紹介されているシモン・ヴーエ作品も良品ですね。
むろさんさんのご指摘のように、ティツィアーノもクラーナハも同主題作品が多いですよね。特にクラーナハ《パリスの審判》は私も多くの美術館で出くわしました。大工房運営の商売上手の画家ですし(笑)。さて、山形美術館講演会でクラーナハ話題が出ると良いのですがね...(^^;