NHK「日曜美術館」でアルチンボルド特集を見ましたが、番組ゲストの皆さんのご感想や思い入れも色々で、楽しくアルチンボルド勉強させていただきました。インフィオラータというお仕事があるのも初めて知りましたし、花々のサイズや向きが再現できないことなど、やはりアルチンボルドはマニエリスムの画家なんだなぁと、私的に再認識してしまいました。
ということで、やはり《春》に脚光が当たっていましたね。「アルチンボルド展」感想文でまだ《春》に触れていないのは…実は…私的に照明が気に入らなくて(汗)、「私が知ってる《春》じゃない~」と駄々っ子のような心境だったからです。(大人気ない?(^^;;)
ジュゼッペ・アルチンボルド《春》(1563/1566年) 王立サン・フェルナンド美術アカデミー
去年のブログでも触れていますが、サン・フェルナンド・アカデミーで観て、《春》は本当にお気に入りの1枚になりました。展示室は白壁で、照明も明るく、まるで「ワタシ春の女神です~♪(びじゅちゅーん風?^^;)とでも言うように、愛らしく輝いていたのですよ(#^.^#)
でも、今回は…多分他の作品との兼ね合いもあるのでしょうが、格調高く照明がやや暗めで、そのために《春》の持つ溌剌とした愛らしさが抑えられていて、私的に凄く残念だったのです。
もちろん、当時の宮廷では明るい照明など望めなかったでしょうから、今回のような照明の方が作品鑑賞の再現性が高いのかもしれません。それに、同じ絵でも照明の好みはそれぞれだし、美術ド素人の勝手な嗜好の問題なのだと自分でもわかっています。
なんだか愚痴っぽく書いてしまいましたが、展覧会自体に文句を言いたい訳ではありませんので、為念(^^ゞ
やはり、現地で鑑賞がいいのですかね…
(びじゅチューンも結構イケてると思いますが…笑)
でも『春』はホント、今にも歩き出しそうで思わず待ってしまってました(笑)
行きの新幹線で、これって静物画だよな〜なんて思ってましたら、解説でアルチンボルドが静物画のきっかけを作ったみたい…なことを言ってて、びつくり‼︎
ホントにびつくり。
「つ」は大きいまま。
すげ〜アルチンボルド、恐るべし。
で、びじゅちゅーん!♪ あの夏野菜たちのメロディーが私も頭から離れませんです(笑)
もしかして、momoさんも作品を観ながら頭の中で歌っていたり??(^_-)-☆
で、momoさんも「びつくり」の静物画ですが、アルチンボルドはイタリアにおける「静物画」の成立に大きな影響を与えたと思いますね。当然、カラヴァッジョにも、ですね(^^)