先週末、東京に行ってきた。展覧会を3本ハシゴしたものだから、ブログを書く気力も失せるほど疲れ果ててしまった
さて、観た展覧会は...
・「円山応挙から近代京都画壇へ」(東京藝術大学美術館)
https://okyokindai2019.exhibit.jp/
「応挙、呉春から戦前までの系譜を丁寧に追うことで、円山・四条派の全貌に迫るとともに、日本美術史のなかで重要な位置を占める京都画壇の様相の一端を明らかにする」ということで、京都画壇に脈々と受け継がれて来た系譜を知ることができた。
・「コートールド美術館展 魅惑の印象派」(東京都美術館)
「その研究機関としての側面にも注目し、画家の語った言葉や同時代の状況、制作の背景、科学調査により明らかになった制作の過程なども紹介し、作品を読み解いていきます。」ということで、第3章の「素材・技法から読み解く」コーナーがとても面白く勉強になった。各作品の丹念な解説(日本語!)も有難く、私的にはLNGで観た時よりも今回の方が(懇切丁寧で)断然良かったと思う
・「没後90年記念 岸田劉生展」(東京ステーションギャラリー)
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201908_kishida.html
「岸田劉生の絵画の道において、道標となる作品を選び、会期中150点以上の作品を基本的に制作年代順に展示することで、その変転を繰り返した人生の歩みとともに、岸田劉生の芸術を顕彰しようとするものです。」ということで、並んだ作品の質と量に圧倒されてしまった!!全国各地からよくもまぁ集まったものだ。それでも展示替えがあり、今回私が見たのは前期であり、《麗子微笑》は9月25日から後期展示予定である。あまりにも内容が濃く素晴らしかったので、ぜひ展覧会の感想を書きたいと思う。