バッハ / ブラームス:シャコンヌ
語りとピアノによる『白髪の恋の物語』☆
シサスク/エイヴェレの星空 Op.142より
エイヴェレの惑星
末吉保雄:土の歌・風の声(舘野泉に捧げる)
吉松隆:KENJI・・・宮澤賢治によせる ☆
オホーツク挽歌/銀河鉄道の夜より… 他
(舘野泉に捧げる/「舘野泉左手の文庫(募金)」助成作品)
☆ 語り:草笛 光子
アンコール
カッチーニ(吉松隆編) アヴェ・マリア
アンコールのアヴェ・マリア
悲しいけれど幸福に満ち溢れた感じ。
拍手は音楽にそれと館野さんの生き方に。
草笛光子と顔を見合わせて自然に出る笑顔が
ほんとうに素敵だった。
会場全体を幸せで包み込む珍しいコンサート。
私は最初のバッハから涙が出たけど。
バッハって宇宙の星空を感じさせる広さがある。
それって精神の宇宙?
宮沢賢治の銀河鉄道の朗読とピアノ。
遠くへ行った人を思って。
初めての身近な人の死、祖母が亡くなった時
銀河鉄道の夜をちゃんと読んだ後で、ダブルイメージとなり
私を置いて行かないでと声を出して泣いた。初めての永遠の別れでした。
高校から大学まで祖母のところに預けられていて、祖父母はとても身近な
存在でした。
舘野さんのピアノは左手だけとは思えない豊かな響きで、
それにダイナミックです。昔グリーグの作品を聴きに行ったことがあるけど
その時に比べて線が太くなったと感じます。
大きな試練を乗り越えての再起です。若い頃東京文化会館のレストランで
演奏前の舘野さんがいたので図々しくサインをもらったことがありました。
音楽の友に連載が載っていた時もそのユーモアにお茶目な人だと思っていました。
でも今どれだけの人に勇気を与えているかしら・・
こんなに暖かい空気に包まれたコンサートは初めてです。
作曲者と編曲者もいらしていました。
館野さんのYou Tube 「左手のピアニスト」をみつけました。
バックにカッチーニのアヴェ・マリアが流れています。