Reflections

時のかけらたち

三度いけだ展へ ・・・ Ikeda Collection third time around

2016-01-13 23:40:07 | a day in the life




店主の方よりたくさんチケットをもらったので、友人と行ったり、
着付け教室で最後に残った先生と生徒さんにもあげたけれど
まだ残っていたので、仕事帰りにまた行くことにしました。
同じ会場で私が以前やりたかった前結びのデモもあるからです。
質問もあり・・ 


コレクションはいくたびに発見があり、目が覚めるような驚きです。
帯や半襟の刺繍も素晴らしいです。それに帯どめをつけて完成。
帯と和服と帯どめと帯締め、帯揚げの作るハーモニー。
それはまるでひとつの絵を見るような感じでもあります。
池田さんご自身が今回のコレクションを最終章とし、まとめあげられたもので
毎回ベストのものをと心がけてきたけれど今回のが一番いいとあとがきに書かれて
いました。コレクション展を待たずに他界された池田重子さん。
まさしく人生の集大成です。間に合ってよかったねと言いたくなりました。
亡くなる少し前に城田さんの体制を作られ、死を覚悟されていたのだと思いました。
今回の図録にはDVD もついていて、会場に立てなくなると思うからと
書かれて本当に細かい心遣いをされる方だと思いました。
コレクションは芸術の域に達しているものですから、私たちが着るとか
そういうものではありませんが、こういう色と組み合わせることができるとか
どこかでヒントになりそうなものです。


今回のコレクション展も回を重ねるたびに、会場が熱気に包まれていくような
そんな感じで混んできています。きっと全国から集まってきていると思います。
着ている方たちの着物も素晴らしいのですが。







おまけ

おとといの六本木ミッドタウン




この頃寝る前にホセ・カレーラスのマオリの子守歌 (Hine e Hine)をまた聴いているのだけど
なんて悲しい調べなのだろうと思う。波が揺れている感じもするのだけど。
私はその中でもうこの世にはいなくなってしまった人たちを思い浮かべる。
だから私には孤独死なんてないと思う。死んだらみんなの世界に行くのだから・・

この頃まどろみの中で家の中にもう一人いて三人でいるような気配を感じることがある。
亡くなった人はもうあまり心配かけないでと言いたくなるかしら。自分も安心したいと。
それともずっと見守ってくれるのかしら?
母と暮らせばをまだ見ていないけれど亡くなった息子はどのように姿を消していくのだろうかと
ふと思ったりした。
コメント
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