Reflections

時のかけらたち

癒しの音色 ・・・・soothing sound 

2019-12-15 23:59:35 | a day in the life



12月14日のフェアアイルの時間に、先生が素敵な楽器を持ってきてくださって、開始の前に即興で演奏をしてくださいました。
この個性的な編み物に挑戦している私たちの心を和ませてくれるためです。


(先生制作の楽器は写真を撮っては悪いと思い、ネットで一番似たのを探しました。)

楽器はライアーというドイツの楽器ですが、先生はトネリコの樹を彫って作られたとか。機種はステラ。
シュタイナー教育でも使われている心癒される音色です。シェトランドの海辺でこの楽器を弾きたくなったということで
波の音のような竪琴の音色を聴かせてくれました。楽譜はなく即興で音の響きを楽しみます。

シェトランド諸島では代々この楽器を持っている家もあり、ある時、尋ねたお宅で演奏したら、まるで
亡くなったその家のおじいさんが近くに立って聴いているようなスピリチャルな体験をされたとか。

フェアアイルはその柄に魅かれているのですが、作り方も個性的です。はさみで切り開いたり、肩のはぎが
まるで続いているニットのようになります。まだ平地を編んでいる状態ですが、これから先難しいことがたくさん出てきます。

先生にテンションのことでお聞きしたら、私の編物を見て、何か変だということで、実際に編んでいるところを見せてと言われて
編んでみてアドバイスをいただきました。左手地色、右手配色糸をアメリカ式で編むというフランス式とアメリカ式の混合ですが、
まず、左手を配色、右手を地色にした方がいいということ。テンションの加減でそちらの方がいいらしい。YouTubeでのフェアアイル
では逆でしたが。アメリカ式はフリッキングと言う手のばねを使ってかけると時短とテンションの均一につながると。
初めて、お金を出して習うということがこういうことなのかと思いました。昔はかなり自己流でフランス式でしたが、
糸をかなり引っ張っていたので、ロスがありました。ゆるく編んで糸を引っ張るというやり方です。このアメリカ式は糸にかかる
テンションに無駄がありません。自然で編地もきれいです。糸がスライドされるという感覚です。
この年になっても発見することが多いということはうれしいことです。

佐藤ちひろ先生は感覚的に日本人離れをした人ですが、べたべたと親切ではなく、さっぱりしていますが、ポイントを
的確に指摘してくださいます。ちょっと林辺正子先生に似たところがあるかもしれません。
来年はライアーを持ってエジプトに行くとか・・ おもしろい人です。

ちょうど昨日着ていらしたセーターが出ていたブログがあったので紹介します。

つつじが丘「シェーラ」で佐藤ちひろさんにニッターの固定概念を覆すフェアアイルの世界を聞いてきた






もし次回編むとすればこのブルー系かしらね。















今年のクリスマスは明日館のクリスマス礼拝に行ってみたくなりました。


Dec.14  2019  Mejiro
コメント
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