高尾山口からバスで山下まで行って、クマガイソウの群生地を見たら、その辺を歩いてみようと思って、出かけた南高尾。この先にはニリンソウの群生地という別世界が広がっていることも多摩散歩人さんや他の方のブログで知り、心の中に残っていました。
流れる水の音や、鳥のさえずりを聞きながら、緑色の世界を歩いているとどんどん引き込まれていってとうとうあの問題の橋のところまでやってきました。朽ちかけた今にも崩れそうな橋。一人ずつ渡ってくださいとの注意書き。引き返そう渡ろうか迷って、やっぱり行ってみたくなり、渡ろうと思っても角の木につかまって足を出そうと思っても先に進めません。そんなことをしていたら、後ろから来た年代の近そうな女性二人組に大丈夫だからと言われてもダメダメ・・一人の女性が重たいカメラを持ってあげるからと言ってくれて、それでも怖い私は親切な彼女が先に立って手を引っ張ってくれました。二人で渡ってはいけない橋だったのですが・・今にも壊れそうな橋。
渡ってしまったからにはもう戻れません。一人では渡れないから。先に進むしかないと思い、梅ノ木平に回ることにしました。この山ガール二人組と一緒に西山峠まで登りました。この道で会ったのは彼女たちとグループが一組とシニアのカップルが一組だけでした。
渡ればそこはもうニリンソウ、イチリンソウ、ヤマブキソウの世界です。
ここで見るヤマブキソウはとてもきれいでした。山で見る花は公園で見る花とはどこが違うのかしら・・
一面ニリンソウでしたが、全盛期はすごかったでしょうね。
川沿いを西山峠に上がりきるとここにもあの橋の注意の看板が出ています。
注意をしないで安全な橋にしてほしいです。
木を切り倒して作ったようなベンチがあったのでそこでお弁当を食べることにしました。一緒に登ってきた山ガールたちも隣でお弁当にしていました。フルーツを分けていただいたりして・・ 彼女たちは地元八王子に住んでいて、若いころから近場で山登りの練習をしていたとのことです。この辺では景信山や陣馬山もいいわよと教えてくれました。景信山は中学の遠足で、陣馬山は若いころ職場の仲間と登りましたが何も覚えていません。あのころはあまり登山には魅力を感じていなかったのかも。上高地とか清里はすばらしいと思っていましたが。
ここで食事をしていると尾根を歩いている人たちに多く出会いました。ランニングの人もいたし、赤ちゃんを背負っている若い夫婦や、外国人のカップルも歩いていました。この辺はトレイルランニングで有名だそうでそういう感じの人にも出会いました。
梅ノ木平までの道を聞いて、一足先に出発して、道がわからなくなったら途中で待っていると言って一人歩き始めました。
この辺は尾根を周遊するコースがあるみたいです。
まき道を通ると写真を撮っている人がいて、ホウチャクソウ?とお聞きすると、わからないけれどもしかするとホウチャクチゴユリかもしれないと教えてくれました。花弁の先が少しめくれあがっています。
ジュウニヒトエ
ヒトリシズカ
同じジュウニヒトエでもスマホだと全然違います。
April 30 2021 Minami-Takao