6月9日
天気予報で晴る日を選んだのですが、雨も降りそうだし最初木綿の和服にしようかと思っていましたが
何か気力がなくて、楽な洋服にしました。前日2日は家でボビンレースの完成に向けてせっせと織って
いました。
バス停を降りてからの早稲田通り沿いにもいろいろ花が見つかりました。
初夏らしい星岡の玄関です。
茶長寿之友
千利休は「茶の十徳」を説いている。十種は「諸天加護」「睡眠遠離」「孝養父母」「消除重病」「衆人敬愛」
「煩悩自在」「無病息災」「貴人相親」「寿命長遠」「悉除朦気」。
有馬頼底監修『茶席の禅語大辞典』には、「茶を飲むことは長生きと道連れであるという意。昔から色々な茶の効用が
説かれたが、特に有名なのが千利休の『茶の十徳』であり、十徳の一つが『寿命長遠』である。これによりいつしか
『茶はこれ長寿の友』といわれるようになった」とある。【茶是長寿友】
茶席の禅語選より
お茶を飲むと生き返るような感じがします。
6月の星岡日本料理講習会
献立
椀 胡麻豆腐卵あん仕立
焼 物 鶏風味焼
煮 物 若布豆腐つくね取り
南瓜煮
強 肴 焼茄子柳川仕立て
和 物 梅肉あえ
ご 飯 生姜ご飯
なんだか頭もぼーっとしていましたが、この空間の中に入るとすっきりしてきます。
始まるまで、しばらくこのお部屋で庭を眺めたり、掛け軸を見たりしてお茶を
いただてい待っています。
なんとその日は私一人で贅沢な講習会でした。土曜日も含め月に5日くらいの講習日から
行ける日を選んで行きます。私はできるだけ和服で行きたいので、直前まで待って
晴の天気予報の日を選んで行っています。
胡麻豆腐はなかなか家で作れないものです。
ガーゼの中で、くず、白玉粉、あたり胡麻、出汁を混ぜたものを入れて
も見だすのも大変そう。
練るのも時間がかかります。今回は椀だねにするので、白玉粉を加えて
練る時間も少なくて済みます。一度家でトライしたい胡麻豆腐です。
一人なので、先生からいろいろなことを教えてもらい、おしゃべりしながら贅沢な時間です。
鶏風味焼
わけぎまたは細ねぎ、人参のすりおろし、七味唐辛子、白胡麻、鶏肉(正油、薄口正油、砂糖
みりん、酒、サラダ油)椎茸
アルミホイルに包んで、オーブントースターで焼く簡単にできる料理です。
木綿豆腐、すり身、びしょ卵、やまと芋でつくねを作り蒸して
あんかけをします。
焼茄子の柳川仕立ては前にも習って作ったことがあります。今回も思い出して、帰ってから作ってみました。
新しょうがで作る生姜ご飯、さっぱりしていてとてもおいしかったです。
梅肉あえは百合根、レンコン、きゅうりを和えたもの
さっと湯がいたレンコン、百合根は薄い塩水で水から煮あがるまでさっとゆで
なべ底を冷やしてさます。
水前寺海苔は手に入りにくいので、焼き椎茸を代用してもいい。
胡麻豆腐 卵あん仕立て
ほんのりとしていておいしい世界が広がります。くずのとろみがついた出汁の中に
かきたまがやさしい味です。
緑に囲まれた古い家で季節を感じながらいただく和食は最高の贅沢です。
June 9 2022 Asagaya