6月15日
岩波ホールに最後の上映映画を見に行きました。
岩波ホールは65カ国の映画を紹介してきたとのことです。
若いころ、仕事の帰りにとか見ていた映画です。なつかしいです。
最後に見たのは「ブータン山の教室」
映画『歩いて見た世界』予告編
“神話”を旅したと云われる、伝説の作家ブルース・チャトウィン。
生前のチャトウィンと親交があった巨匠ヴェルナー・ヘツツォークが、その放浪の足跡を辿る——
彗星のように現れこの世を去っていったイギリス人作家ブルース・チャトウィン。この作品は彼の没後30年に、生前チャトウィンと
親交を結んだ巨匠ヴェルナー・ヘルツォークが制作したドキュメンタリーである。ヘルツォーク監督は、パタゴニアや中央
オーストラリアのアボリジニの地など、チャトウィンが歩いた道を自らも辿り、チャトウィンが魅了された「ノマディズム/放浪」
という、人間の存在の根底にある大きな概念を探求する旅に出る。
自分はどのように生きてゆくのか。
旅人で作家のブルース・チャトウィンは、幼少の頃、祖母の家のガラス張りの飾り棚にあった“ブロントサウルス”の毛皮をきっかけに、
先史時代や人類史に関心を抱いた。美術品の蒐集家、考古学の研究生、ジャーナリストと、様々なフィールドで非凡な才能を発揮した
チャトウィンが最終的に選んだのは、自らの足で旅をしながら小説を書く人生だった。南米を旅し、デビュー作「パタゴニア」を書き
あげたチャトウィンは、その後、アボリジニの神話に魅せられ、中央オーストラリアを旅した。当時は不治の病だったHIVに感染し、
自らに訪れる死を悟ったチャトウィンは、死が近づいたアボリジニが制を受けた地に帰還するように、物語の中で自らの死に方を探りながら
「ソングライン」を書きあげた。映画は、一枚の毛皮から始まったチャトウィンの旅がユーカリの木陰の下で終るまで、その過程で交差した
人々のインタビューを交えながら、全8章、ヘルツォーク監督自身のナレーションで綴られていく。
ブルース・チャトウィン(作家/1940年イギリス生まれ)
オークションで有名なサザビーズで美術鑑定士、収集家として成功を収め、その後、エジンバラ大学で考古学を専攻する。幼少の頃から
先史時代に興味を持っていたチャトウィンは、見慣れないものを求めて世界中を歩いた。1978年に『パタゴニア』で作家デビューを果たし
栄誉ある数多くの賞に輝き、時代を代表する作家としての地位を築く。1989年にHIVで他界するまで5作の小説を発表した。
バイオグラフィー:『パタゴニア』(78)、『ウィダーの副王』(80)、『黒が丘の上で』(82)、『ソングライン』(87)、『ウッツ男爵』(88)。
ヴェルナー・ヘルツォーク(映画監督/1942年ドイツ生まれ)
1960年から60作以上、映画の監督、脚本、プロデューサーを務める。ヴェンダースやファスビンダーと並ぶニュー・ジャーマン・シネマの旗手。
『カスパー・ハウザーの謎』(74)でカンヌ国際映画祭審査員グランプリ、『フィッツカラルド』(82)で同監督賞を受賞する。近年では
精力的にNetflixやAppleなど国際配信会社とドキュメンタリー作品を手がけている。ヘルツォーク監督のドキュメンタリーが日本で劇場公開
されるのは、『世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶』(12)以来10年ぶり、岩波ホールでの作品公開は『アギーレ・神の怒り』(83)
以来39年ぶりとなる。
Nomad : In the Footsteps of Bruce Chatwin
ヴェルナー・ヘルツォーク 監督・脚本
2019年/イギリス=スコットランド=フランス/85分/ドキュメンタリー/配給:サニーフィルム
岩波ホールのHPより
Bruce Chatwin and his notebooks. Interview to the wife Elizabeth
Moleskin ずいぶん前に買ったのだけど最近メモに使っています。ばらばらにメモした大事な言葉とかどこかに行ってしまって
探すのに大変なので、このノートブックを使っています。なんと帯にチャトウィンの言葉が書いてありました。ヘミングウェイや
マチス、ゴッホが使っていたのは知っていましたが、なんと最後にChatwinの名前がありました。
Losting myapassport was the least of my worries ;
losting a notebook was a catastrophe. Bruce Chatwin
チャトウィンってそんなに有名な人だったのですね。
この作家についてよく知っていたら、もっとよくわかったかもしれない映画。
ヘルツォーク監督のブルース・チャトウィンに捧げた映画は淡々と最後を語り、彼の足跡をたどり、この人生なかばで
亡くなった作家を偲んだ。あの頃猛烈な勢いで世界に広まったHIV(エイズ)という病気は多くの芸術家の
命を若くして奪った。
自分の足で歩く旅という言葉や人生の最後にたどり着く旅はどんな旅なのだろうかと思ったり・・そんな期待を
して見たのですが、そこの期待は少し外れました。
チャトウィンが魅かれて行った世界のことはわかりました。
映画の感覚とは違いますが、私自身も最近は自然の中に入っていくので、自然と一体になる感じはよくわかります。
映画の中でもリルケの詩がリファーされていましたが、ネットで探しても出てきませんでした。
代わりにこんな一言を見つけました。
「旅」にはたった一つしかない。自分自身の中へ行くこと。
~ライナー・マリア・リルケ~
慣れ親しんだ岩波ホールにお別れの挨拶をしました。
神保町から小川町に歩き、気になっていたカレーランチを。三燈舎はお茶の水を歩いているときに
いつも気になっていた南インド料理のお店です。この前のベルカントのレッスンの時に友人から
おいしいから今度帰りに行って見ましょうと教えてもらっていたお店がこのお店だったのですね。
長い列ができるお店とのことですが、ラッキーなことに外で待っていたのは一人だけでした。
少し待っただけで入ることができました。
本日のカレーは確か海老とほうれん草、野菜、マトンだったかと思います。
平日のランチでとてもお得感がありました。
どれもおいしかったです。野菜の甘さが出てていて、海老とほうれん草も個性的でした。
レベルの高いお店です。
のどが渇いていたのでラッシーは追加注文しました。
ダバインディアも好きなお店ですが、最近は行っていませんでした。
そのあと、京王デパートで友の会会員の20%割引最終日で古くなったトレッキング用のシューズや
山用のウエアを少し買いました。ここのところ御茶ノ水のスポーツ店や、デパートなどでリサーチして
いました。
以前からハッポウタカネセンブリを見たくて八方尾根に行きたかったのですが、とうとう6月の初めに
ハイキングツアーを申し込んでしまいました。私にしては登山はしないのですが、本格的なコースに
なります。白馬八方観光センターにリフトや花のこと、自然観察路についてよく聞いて決心しました。
高尾山に簡単な格好でしか行っていなかったのでレインウェアやすべて速乾性のある素材のものを
準備することにしました。カメラ用のホールダーもいいものが見つかりましたが、もう少し比較してから
買おうかと思っています。私にとって一大決心です。医科歯科大の先生にも狭心症治療のことも
あったので確認を取りました。申し込む前にパンフレットをネット以上の情報があれば送って
とお願いして検討しようと思ったのですが、どんどん完売になってしまうのでとりあえず予約して
押さえました。その後パンフが届いたら、2日目の八方池はリタイアする人が多いのでよく体力を
見て検討してくださいと書いてありました。私は花を見れたらリタイアもありかなという感じでも
いいかと思っています。初めての本格的な北アルプス。初級ハイキングと分類されています。
以前見た「イーディ、83歳 はじめての山登り」という映画を思い出します。登山ではありませんが
私にとってはすごく決心のいることでした。ゴンドラとリフトを乗り継いでからの尾根歩きですが、
リフトについても乗れるか問い合わせました。若いころスキーの時に恐い思いをたくさんしていますから。
まだ実現できるか半信半疑ではありますが、まだキャンセルには費用がかからない期間です。
夕食後はおいしい新茶とさゝまで買った紫陽花の和菓子で。
映画「歩いてみた世界」についていろいろ探していたら、映画の下の方に出ていた広告記事やおすすめ記事のところに
私の写真が出ていて驚きました。なんと英会話の上達方法の所の写真に和服を着た私の写真を使っていたのです。
これはかなりの驚きで、何か恐い感じもするし、勝手にブログの中から写真を転載してしまっているのです。
私のような老人はブログに写真を載せても何の問題もないかと思っていたのですが、これからは考えてしまいます。
今までのはもうどうしようもないですよね。全部消すのも大変だし。気をつけようもないのですが・・
何かイメージだけ巷にふりまかれると困ります。写真だけ利用したうその世界ですし。その記事をクリックしてもだいぶ前だったのか
新しい英語上達法について出ていて案内文の数行しかわからないのですが・・
June 15 2022 Jinbocho
おまけ)
神保町で見たワンコ
気持ちよさそうでした。
13日にも「さゝま」の前を通りました。
涼しげなディスプレイです。